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漢検1級 27-③に向けて その13 躄 躅

2015年11月11日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その13>

(手賀沼公園入口付近&我孫子図書館脇の紅葉と黄葉です。今秋は遠出しなかったな・・・。)
●漢検漢字辞典第2版&四字熟語辞典から・・・
・前号の「貉」、現行音読みには無い音読みでの熟語をお知らせしましたが、まだありましたね。
①「躄(ヘキ、いざ(る))」・・・「ヒャク、ビャク」
・漢検2では上記「ヘキ」音のみ掲載(現行読みも「ヘキ」のみ)、しかし、四字熟語辞典では「悶絶躄地(もんぜつびゃくじ)」・・・音で「ビャク」音読みになっている。
・4辞典を調べたら、大漢和と漢字源に「ヘキ」以外に「ヒャク」音があった・・・ヘキは漢音、ヒャクは呉音(漢字源)。
・「躄地」そのものの熟語や読みは載ってなかったけど、「躄」の別体字である「足+辟」字のほうで、「「足+辟」地」とあり、「びゃくち」とあった。だから、「躄地」はやはり「びゃくじ」と読んでOKなんでしょう。
・現行音読みにない熟語でも出題されるのかどうか、未だによくわかってませんが、要注意ですねえ。
・ちなみに、「躄(ヘキ)」の熟語は以下のようなものがあった。「ヒャク・ビャク」音の熟語は上記以外には無かった。
「躄行」「躄歩」「跛躄」「蹇躄」「躄疾」「躄躄(ヘキヘキ)」=大字源:ゆっくり移動する・いざって行く。大漢和=行きなやむ・行くことの速くないさま
②「躅(チョク、ふ(む))」・・・「タク」
・漢検2では上記「チョク」音のみ(現行読みも「チョク」のみ)。でも、広辞苑では「芳躅」で「ホウタク」。
・広辞苑では、「(「躅」は足あと。ホウチョクとも)よい行跡・故人または他人の事跡の尊敬語。」という説明。
・「躅」には音で、「チョク」以外に「タク、・・・」と色々の音あり。大字源に「①チョク:・・・②タク:あしあと、事跡、手がかり」と音分けがあった。
・でも、本件はそれほど厳密な音分けになっていないようですので、「チョク」でも「タク」でも良いのかもしれない。漢検サイドに立てば、「チョク」で読んでおいたほうが無難かもしれない・・・。
・他に、「タク」音での熟語・・・「躅路(タクロ)=行いのあと(迹)」というのもあったけど、字通では「チョクロ」だし・・・ただ、字通の「チョクロ」の意味は「こみち」だって(ーー)・・・ま、色々な読み方や解釈があるんですねえ。もう知らん(ーー)

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