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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●漢和辞典から ー「臑(すね)」の字ー
*漢検漢字辞典(第1版)では、
読み:ジ、ジュ、ドウ、すね
意味:①ヒツジやブタの前肢。うで。②やわらかい ③やわらかく煮る ④すね。ひざからくるぶしの間の部分。
*現行の読みでは、
読み:ジ、ジュ、ドウ、やわ(らか)、に(る)、すね
なぜ① なぜ、現行の読みを「読み」の所に記載しておかないのでしょうか・・・?
なぜ② 同辞典の初めの方にある「この辞典の使い方」を読んでみたら、「・・・意味が2つ以上ある場合は①②③・・・に分類し・・・意味解説の順番は、良く使われる意味、一般的意味から順次、あまり使われない意味、特殊な意味への順とした」とあります。が、本件についていえば、①~④の順番はおかしくないでしょうか?
ということで、熟語の音訓整理や模試作成で、最近、漢検漢字辞典を見ているのですが、ちょっと使いづらい場合がある気がします。この辺、どうなってるんでしょうね?
*「すね」が④なら、①~③に当たる熟語や使い方まで記載すべきなんじゃないでしょうか・・・。④の「臑(すね)」については、「臑(すね)」、「臑当(すねあて)」、「臑齧り(すねかじり)」と、丁寧に3つも用例を載せているのに・・・(^^)
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それはともかくとして、当方としては、大漢和と字通で、①~③に当たる熟語をしらべたところ、
・臂臑(ヒドウ)=肩下の部分、かいな。肘と肩の間。
・臑骨(ドウコツ)=すね骨
・臑折(ドウセツ)=ひじを折ったもの
・臑若(ジュジャク)=肉が煮えただれる、一説に肉の柔らかいさま
・臑鼈(ジュベツ)=肉のほじしと鼈
・臑羔(ジコウ)=煮た子羊の肉
等、①~③に該当する熟語がありました。ただ、「ジ、ジュ、ドウ」それぞれの音読みがあってややこしいですね。
・・・だから載せないのかな(^^;)・・・ということは、受検&合格のためだけなら、ここまでやる必要はないのかな?
いまだに、出題範囲がよくわかっていないのかも(^^;)
👋👋👋 🐑 👋👋👋
このご指摘は私も同感です。意図的に省いていたり、またはムダに同類を載せていたり、といった印象です。このモヤモヤもあって私はブログを始めました(①出来る限りその熟語に対応する訓を使って簡潔に説明する ②意味の重複する語句はカットする)。
第二版では大幅に訓読みが増えておりますが、これからどの程度、検定に反映されるかは注目していきたいと思います。
いつもためになる問題をありがとうございます。
いよいよ東京ドームですね!
「臑」に限らず、対象漢字の訓読みが少なかったというか、ちゃんと出てなかったので大変気になっていたんですが・・・。・・・闘魂こめ~てえ~、トラトラトラ!!(^.^)/~~~ジャイアンツ、がんばれ!!
『要覧』には、「訓読みには字義も含む」と但し書きがありまして、学習者にとっては悩ましい部分と思います。(もちろん字義を理解することは大切ですが...)
ボクちゃんさんのご指摘の通り、昨年11月に刊行された『第2版』では訓読みが大幅に増補されています。(ただし、『要覧』とは必ずしも一致していない)
今後は『第2版』が出題範囲となるのでしょうね。チャレンジャーには負担が大きくなる...
ちなみに、syuusyuuさんの第6回模試の(一)では、23,24,25,26,29,30が『第2版』で新たに追加された読みとなっています。