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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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●「模擬試験倉庫」さんの模試35チャレンジ・・・今回のは“傑作”ですね、やりがいのある模試でした・・・皆さんもぜひチャレンジされたら如何でしょうか・・・私にはああいう模試は作れない(苦笑)・・・とはいえ、自分の復習のためにも、またちょっと作ってみようかなと思わせるような良い模試でした・・・
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●漢検2に、「頑魯」と「頑鹵」という2熟語がそれぞれの項で掲載されている・・・
<魯:ロ、おろ(か)>
意味 :①おろか。にぶい。「魯鈍」 ②中国の国名。孔子の生まれた国。
下つき:頑魯(ガンロ)・椎魯(ツイロ)
その他:(略)
<鹵:ロ、しお、しおち、おろそ(か)、おろ(か)、たて、うす(める)、うば(う)>
意味:①しお。また、塩分を含んだやせ地。しおち。「鹵田」 ②かすめる。うばう。奪い取る。「鹵掠(ロリャク)」
③たて。おおだて(大盾)。 ④おろそか。軽々しい。「粗鹵」 ⑤おろか。「頑鹵」下つき:鹹鹵(カンロ)・斥鹵(セキロ)
その他:(略)
・この「頑魯」と「頑鹵」は同じ意味なのかどうか、気になったので調べた・・・(大字源には、「頑“鹵”」という熟語は掲載されていなかったため)
・結論からいうと、同じ意味のようであるが・・・
理由①大字源「魯」の字義のひとつに「②おろか。にぶい。血のめぐりが悪い。・・・同)鹵」とある。
理由②「粗鹵」に「「鹵」は荒れ地 。また「魯」に通じて、おろかの意」(大辞林)、「「鹵」は「魯」に通じて、おろか・おろそかの意。」(大漢和か字通)とある。
・ただし、「頑“鹵”」という熟語は調査した限りでは見つけられなかった・・・どこかの辞典なりには掲載されているのかしら・・・
・ついでに、他の熟語で、魯=鹵で置きかえられているかどうか(「・・・魯」「魯・・・」となっている熟語で、「同)・・・鹵」「鹵・・・」となっているかどうか)を調べた・・・
<置きかえられている熟語>
(大字源)(「鹵」の熟語で)「鹵鈍 「・・・同)魯鈍」」
(大辞林)粗鹵・疎鹵・麁鹵 :そまつで役に立たない・こと(さま)。 「其議論の-にして誤謬の多きは/文明論之概略 諭吉」
〔「鹵」は荒れ地 。また「魯」に通じて、おろかの意〕 ...
(大辞林)粗魯 : あらあらしく愚かである・こと( さま)。...
*その他参考(大漢和か字通)
粗鹵(そろ):そまつで役に立たないこと。「鹵」は「魯」に通じて、おろか・おろそかの意。
*大字源・広辞苑には「粗鹵」掲載ナシ。
<置きかえられていない熟語>
(大字源の「魯」の熟語で調べた結果)
「魯鈍」「魯直」(ばか正直。愚直。)「魯朴(ロボク)」(愚かで飾りけのないこと。)・・・「同)鹵・ ・・」とはなっていなかった・・・
「頑魯」(かたくなで、愚か。頑愚。)・・・「・・・同)鹵」とはなっていなかった・・・
「頑鹵」・・・そもそも、本熟語掲載ナシ ・・・ネットでも漢字ペデイアぐらいでしか見当たらず・・・
「愚魯」(おろか、のろま。魯も、おろか。)「・・・同)鹵」とはなっていなかった
*ただし、ネットで「漢語網愚魯的解釋:亦作“愚鹵”。愚蠢粗魯」とあったが・・・
「椎魯」(おろかで鈍い。椎鈍。)・・・「椎“鹵”」はナシ。 *ネットにも「椎鹵」見当たらず。
「朴魯」(熟語はあるも、意味の掲載ナシ)・・・「朴“鹵”」はナシ。 *ネットにも「鹵朴」・「朴鹵」見当たらず。
・以上から、
「魯鈍」=「鹵鈍」、「粗魯」=「粗鹵」、「愚魯」=「愚鹵」までは、置きかえても良いものを見つけたが、その他の熟語や、問題の「頑魯(頑鹵)」については置きかえても良いのかどうか、よくわからなかった・・・意味はほぼ同じと理解して良いようではあるが・・・
・なるべく、「鹵」よりも「魯」を使ったほうが良さそうだというのが結論・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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●「模擬試験倉庫」さんの模試35チャレンジ・・・今回のは“傑作”ですね、やりがいのある模試でした・・・皆さんもぜひチャレンジされたら如何でしょうか・・・私にはああいう模試は作れない(苦笑)・・・とはいえ、自分の復習のためにも、またちょっと作ってみようかなと思わせるような良い模試でした・・・
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●漢検2に、「頑魯」と「頑鹵」という2熟語がそれぞれの項で掲載されている・・・
<魯:ロ、おろ(か)>
意味 :①おろか。にぶい。「魯鈍」 ②中国の国名。孔子の生まれた国。
下つき:頑魯(ガンロ)・椎魯(ツイロ)
その他:(略)
<鹵:ロ、しお、しおち、おろそ(か)、おろ(か)、たて、うす(める)、うば(う)>
意味:①しお。また、塩分を含んだやせ地。しおち。「鹵田」 ②かすめる。うばう。奪い取る。「鹵掠(ロリャク)」
③たて。おおだて(大盾)。 ④おろそか。軽々しい。「粗鹵」 ⑤おろか。「頑鹵」下つき:鹹鹵(カンロ)・斥鹵(セキロ)
その他:(略)
・この「頑魯」と「頑鹵」は同じ意味なのかどうか、気になったので調べた・・・(大字源には、「頑“鹵”」という熟語は掲載されていなかったため)
・結論からいうと、同じ意味のようであるが・・・
理由①大字源「魯」の字義のひとつに「②おろか。にぶい。血のめぐりが悪い。・・・同)鹵」とある。
理由②「粗鹵」に「「鹵」は荒れ地 。また「魯」に通じて、おろかの意」(大辞林)、「「鹵」は「魯」に通じて、おろか・おろそかの意。」(大漢和か字通)とある。
・ただし、「頑“鹵”」という熟語は調査した限りでは見つけられなかった・・・どこかの辞典なりには掲載されているのかしら・・・
・ついでに、他の熟語で、魯=鹵で置きかえられているかどうか(「・・・魯」「魯・・・」となっている熟語で、「同)・・・鹵」「鹵・・・」となっているかどうか)を調べた・・・
<置きかえられている熟語>
(大字源)(「鹵」の熟語で)「鹵鈍 「・・・同)魯鈍」」
(大辞林)粗鹵・疎鹵・麁鹵 :そまつで役に立たない・こと(さま)。 「其議論の-にして誤謬の多きは/文明論之概略 諭吉」
〔「鹵」は荒れ地 。また「魯」に通じて、おろかの意〕 ...
(大辞林)粗魯 : あらあらしく愚かである・こと( さま)。...
*その他参考(大漢和か字通)
粗鹵(そろ):そまつで役に立たないこと。「鹵」は「魯」に通じて、おろか・おろそかの意。
*大字源・広辞苑には「粗鹵」掲載ナシ。
<置きかえられていない熟語>
(大字源の「魯」の熟語で調べた結果)
「魯鈍」「魯直」(ばか正直。愚直。)「魯朴(ロボク)」(愚かで飾りけのないこと。)・・・「同)鹵・ ・・」とはなっていなかった・・・
「頑魯」(かたくなで、愚か。頑愚。)・・・「・・・同)鹵」とはなっていなかった・・・
「頑鹵」・・・そもそも、本熟語掲載ナシ ・・・ネットでも漢字ペデイアぐらいでしか見当たらず・・・
「愚魯」(おろか、のろま。魯も、おろか。)「・・・同)鹵」とはなっていなかった
*ただし、ネットで「漢語網愚魯的解釋:亦作“愚鹵”。愚蠢粗魯」とあったが・・・
「椎魯」(おろかで鈍い。椎鈍。)・・・「椎“鹵”」はナシ。 *ネットにも「椎鹵」見当たらず。
「朴魯」(熟語はあるも、意味の掲載ナシ)・・・「朴“鹵”」はナシ。 *ネットにも「鹵朴」・「朴鹵」見当たらず。
・以上から、
「魯鈍」=「鹵鈍」、「粗魯」=「粗鹵」、「愚魯」=「愚鹵」までは、置きかえても良いものを見つけたが、その他の熟語や、問題の「頑魯(頑鹵)」については置きかえても良いのかどうか、よくわからなかった・・・意味はほぼ同じと理解して良いようではあるが・・・
・なるべく、「鹵」よりも「魯」を使ったほうが良さそうだというのが結論・・・
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