昭和33年(1958年)9月26日に伊豆半島に接近した台風により伊豆地方は大きなダメージをうけました。この台風は後に狩野川台風と呼ばれ、特に狩野川流域では河川の氾濫により数多くの犠牲者がでています。
狩野川を氾濫から守るために出来たのが狩野川放水路です。
放水路は昭和26年(1951年)に着工されていましたが、狩野川台風には間に合わず、昭和40年(1965年)に完成しました。放水路の長岡側には建設に尽力した久保田豊氏の像と記念碑が建てられています。
放水路は狩野川中流の伊豆の国市長岡から沼津市口野を結び、毎秒2000立方メートルの水を直接海へ流すことができます。