先日の集会でキャリアブレインが取材して集めた看護師・医師の声を紹介します。
「夜勤を軽減してほしい」。山梨県甲府市の病院に看護師として勤務する飯野ヒデ子さん(59歳)は、月8~10回の夜勤に従事している。「この年齢での夜勤はさすがにこたえる」と話すが、「人が少ないのでやらざるを得ない」とも。
飯野さんが集会で身につけた羽織には、赤い色で“怒”の文字があしらわれている。「この“怒”は病院への怒りでもあり、そして国の低医療費政策への怒り。とにかくこのままでは、医療従事者だけでなく、国民すべてにしわ寄せが来る。早く政策を転換しないといけない」
また、石川県金沢市の城北病院内科医・柳沢深志さん(41歳)は、現行の制度では32時間の連続勤務といったようなことはないが、その分、「昼間の労働密度が高くなっている」という。通常の診療は何とかこなせてはいるものの、「学会などに出席すると、途端に日常の診療が回らなくなり、学術活動も行いにくい」と話す。
その上、柳沢さんは、「医師の勤務状況だけでなく、現在の医療現場では、患者側にも大きな問題が起こっている」と打ち明ける。「患者の中には、お金がないために受診抑制せざるをえず、手遅れになってから病院に来るケースもかなり多い」と現状に危機感を強めている。
さらに、島根県松江市から参加した看護師になって4年目になる女性は、「一人ひとりが無理をして働いており、とてもリスキーな状況」と語る。今年4年目になって初めて有給休暇を取得できたというほどの過酷さ。「診療報酬が改善されないと、看護配置を含めて職場環境は良くならないのではないか」と訴えた。
このほか、長野県から来た看護師になって2年目の女性は、勤務について「6日連続出勤が当たり前で、先月は12回もの夜勤をこなした」と述べる。辛い上に体を壊したこともあり、「常に辞めたいと考えている」と打ち明けた。女性は「本当は看護師を続けたい。だから、人員を増やしてほしい」。
「夜勤を軽減してほしい」。山梨県甲府市の病院に看護師として勤務する飯野ヒデ子さん(59歳)は、月8~10回の夜勤に従事している。「この年齢での夜勤はさすがにこたえる」と話すが、「人が少ないのでやらざるを得ない」とも。
飯野さんが集会で身につけた羽織には、赤い色で“怒”の文字があしらわれている。「この“怒”は病院への怒りでもあり、そして国の低医療費政策への怒り。とにかくこのままでは、医療従事者だけでなく、国民すべてにしわ寄せが来る。早く政策を転換しないといけない」
また、石川県金沢市の城北病院内科医・柳沢深志さん(41歳)は、現行の制度では32時間の連続勤務といったようなことはないが、その分、「昼間の労働密度が高くなっている」という。通常の診療は何とかこなせてはいるものの、「学会などに出席すると、途端に日常の診療が回らなくなり、学術活動も行いにくい」と話す。
その上、柳沢さんは、「医師の勤務状況だけでなく、現在の医療現場では、患者側にも大きな問題が起こっている」と打ち明ける。「患者の中には、お金がないために受診抑制せざるをえず、手遅れになってから病院に来るケースもかなり多い」と現状に危機感を強めている。
さらに、島根県松江市から参加した看護師になって4年目になる女性は、「一人ひとりが無理をして働いており、とてもリスキーな状況」と語る。今年4年目になって初めて有給休暇を取得できたというほどの過酷さ。「診療報酬が改善されないと、看護配置を含めて職場環境は良くならないのではないか」と訴えた。
このほか、長野県から来た看護師になって2年目の女性は、勤務について「6日連続出勤が当たり前で、先月は12回もの夜勤をこなした」と述べる。辛い上に体を壊したこともあり、「常に辞めたいと考えている」と打ち明けた。女性は「本当は看護師を続けたい。だから、人員を増やしてほしい」。