
「横川探検隊出てこいや

」

「横川巡回隊員なら、此処におりますが」

「横川巡回隊員か、ほんまに巡回しとるんか?」

「月1回程度であります!」

「月一で巡回隊員はないじゃろ」

「すみません」

「たまぁ~に横川巡回隊員に格下げじゃ」

「ぇえ~

でも今思い出しました。前回もたまぁ~に横川巡回隊員って言われました

」

「なんじゃ、現状維持かい」

「・・・」

「それで、今日は何処に連れて行ってくれるんかのぉ~」

「今日は駅から10分程歩いていただきます!」

「それでどんなお店なん?」

「なんでもオープンして3か月らしいんですけど、もうすでに予約必至の人気店らしいですよ」

「じゃぁ、今日は予約してくれたんじゃ」

「それが思いついたのがさっきでして」

「もしかしてノーアポ」

「よく気が付きましたね!」

「難民になるのね」

「着きましたよ!」

「ちみぃ~、探検隊シリーズは初めてのお店に行くって設定なんじゃけん。途中、こんなお店やあんなお店があるけん、今度行ってみたいのぉ~とか進行せんにゃいけんじゃろが」

「ぁ~、忘れてましたぁ~。さすがウサギ先輩よく心得ていらっしゃる」

「だれがウサギ先輩じゃ」

「そうそう、そういう掛け合いもありました!」

「空いてそうですね」

「予約で一杯かもしれんじゃろうが」

「ちょっと聞いてきますね」

「の、前に」

「あそこで飲んでいるのは」

「時々行く立ち飲み屋のお兄ちゃん!」

「ぁあ~」

「それはこちらの気分です」

「奇遇ですね。よく来られるんですか?」

「初めてなんじゃけどのぉ~」

「ゆっくりお楽しみください!」

「(以下略)」

「赤星頂戴な」

「とりあえず、品書きのチョックじゃの」

「当店、海鮮物を中心にお出ししておりまして、こちらが本日の鮮魚になります」

「小さい方は、温かいものなどになります」

「好い感じですね」

「期待が高まるのぉ~!」

「真アジの刺身頂戴な」

「当店のお造りはモノによりますが、1人前は7,8貫お出ししております。御一人でしたら、ハーフも出来ますがどうなさいますか?」

「ええねぇ、じゃぁ、真アジと鯛をハーフで。それと、牡蠣のなめろうもね!」

「ちょっと観察しますか」

「赤星は大瓶で750円。まぁ、普通かのぉ~」

「でも、これ見てください」

「立ち飲みはチャージなしで、ドリンク50円引きじゃと」

「じゃぁ、赤星は700円ですね」

「真アジと真鯛のお刺身です。鯛の手前にはレモン塩をお付けしておりますので、レモン塩でもお試しください!」

「これは間違いない奴じゃの」

「L・O・V・Eです」

「日本酒の取り揃えはこんな感じかのぉ」

「日本響をグラスで頂戴な」

「これは刺身が美味い日本酒じゃ」

「ちょっと店内観察でも」

「我々が立っとる所は、立ち飲みゾーンで5~6人立てるかのぉ~」

「写真ではわかりませんが、奥と右側にテーブル席ゾーンがあるみたいですね」

「さて正面は」

「コの字型カウンターの向こうは座り席ですね」

「カウンターには兜煮」

「これは数量限定じゃの」

「お造りには、少しだけ酢飯が付いているみたいですね」

「飲んでいる間に食べたい人もおるけんのぉ。好い気遣いじゃ!」

「牡蠣のなめろうです。海苔は牡蠣醤油で味付けした海苔です」

「間違いなし!」

「竹雀を一合頂戴な」

「ガツンと来ますね」

「肉じゃの」

「座り席はそこそこ埋まってますが、立は立ち飲み屋のお兄ちゃんが帰られて誰もきませんね」

「立が狙い目じゃの!」

「我、奇襲に成功せり



」

「調子に乗るんじゃない!」

「ブリお待たせしました。トロの方、お出しいたしました」

「ガツンと肉じゃぁなかったんですか?」

「ここのお刺身美味しいのでもうちょっと食べたくってね」

「鳥ももです」

「待ってました」

「これは先程の生酛に合いますね!」

「〆にお味噌汁をお出ししております」

「先程のお連れさんから、日本酒を頼まれるだろうからとお支払いいただいておりますので、残りはこちらになります。」

「あらま、ごちそうになっちまいました」

「ありがとうございます。週末伺います!」

「届け我らの声よ!」
お店の情報は個人の備忘録として掲載しています。訪問時とは所在地、営業時間、定休日等変更になっていたり、そもそも誤った内容を記載しているかもしれません。最新の情報は食べログなどでご確認ください。
『
笑えれ場 』
広島県広島市西区横川新町12-26
・横川一丁目駅から186m
営業時間:17:00 - 23:00
定休日:
20250210