「中崎町商店街探検隊出てこいやぁ~」
「私、中崎町商店街巡回隊員予科練候補生見習いを名乗っておりましたが、レポノルマが達成出来ずに除名された愚昧親爺と申します。」
「もっとまともな奴はおらんのかい」
「す、すみません。」
「仕方ないのぉ。お前でええわ!」
「なんでございましょうか?」
「最近、中崎町ネタがないけど、どうなってるのかね」
え"~
「ご存じなかったのでしょうか・・・」
「答えてみよ」
「は私、転勤を命ぜられて今は甲斐の国に住んでおります。」
「それがどうした」
「甲斐に住んで居ようが、海外に住んで居ようがやって来るのが見習い君だろうが」
「甲斐と甲斐外を掛けるところがうさちゃんらしい」
「誰がうさちゃんじゃぁ~」
「えと云われましても。」
「もっと真面目に巡回しなさい。只今をもって君を中崎町商店街巡回隊員予科練候補生見習い手伝いに降格する」
「その、寿限無みたいなのに、任命してもらっても・・・」
「じゃぁ、中崎町手伝い君は、何処で飲んでたの聞いてあげよう。」
「えらい省略ですねぇ!」
「・・・」
「いきなりどうしたんじゃ?」
「はい、中崎町のことを書いていたら、当時の楽しかった日々が思い出されて・・・」
「いいから、今日のお店の話に入って頂戴な」
「茶色の暖簾を潜るとそこは懐かしい風景が広がっていた」
「お店の中を普通風景とは云わんけど、それで」
「男は冷蔵庫の中を眺めていた」
「今日はハードボイルド調も一緒にやるのかな」
「この冷蔵庫の冷酒、一杯の単価が書かれていて明朗会計。一見にも優しいお店なのである。」
「それからどうした」
「ホワイトボードには本日のおすすめ品」
「儂でも語れそうな内容ですけど」
「まずは、赤星を願い出るのである」
「かんぱぁ~い」
「ぁちょ~」
「関東煮の豆腐ぅ~」
「あの、おっちゃんが勝手に主役はっとるぞ!」
「やばいよ、やばいょ」
「大将もお元気そうだ!」
「単に写真を見て語っているようにしか思えないが」
「久々のこのパターンなので、調子が出ないでござる」
「良きに計らえ」
「・・・」
「どうしたんじゃ?」
「現地で見た覚えのないカキフライの写真があるんですけど」
「美味しかったなぁ~」
「美味し!」
「男は今になって落ち込むのであった」
「ネタケースを眺めていた男はふと思い出した」
「花門盛のアテ頂戴な」
「花門盛には、アテ盛りと造り盛があるのであった」
「それで」
「アテの花門盛はその日のエエ処を見繕って出してくれるのだ」
「なかなか良さそうじゃのぉ」
「男は冷蔵庫から一本の一升瓶を取り出した」
「越乃寒梅である」
「で、あるか」
「非常に口当たりの良い純米吟醸らしいお酒であった」
「お前ひとりで飲みやがって」
「十分に楽しんだ連中は暖簾の外に転がり出た。
「足元のおぼつかない隊員たちは商店街へと消えていったのであった。」
過去の訪問記録
ちなみに、食べログによると、
『立ち呑み花門』
大阪府大阪市北区黒崎町8-6
地下鉄谷町線中崎町駅1番出口より徒歩3分
営業時間:15:00~23:00(L.O.22:45)
定休日:第1・第3日曜日
「私、中崎町商店街巡回隊員予科練候補生見習いを名乗っておりましたが、レポノルマが達成出来ずに除名された愚昧親爺と申します。」
「もっとまともな奴はおらんのかい」
「す、すみません。」
「仕方ないのぉ。お前でええわ!」
「なんでございましょうか?」
「最近、中崎町ネタがないけど、どうなってるのかね」
え"~
「ご存じなかったのでしょうか・・・」
「答えてみよ」
「は私、転勤を命ぜられて今は甲斐の国に住んでおります。」
「それがどうした」
「甲斐に住んで居ようが、海外に住んで居ようがやって来るのが見習い君だろうが」
「甲斐と甲斐外を掛けるところがうさちゃんらしい」
「誰がうさちゃんじゃぁ~」
「えと云われましても。」
「もっと真面目に巡回しなさい。只今をもって君を中崎町商店街巡回隊員予科練候補生見習い手伝いに降格する」
「その、寿限無みたいなのに、任命してもらっても・・・」
「じゃぁ、中崎町手伝い君は、何処で飲んでたの聞いてあげよう。」
「えらい省略ですねぇ!」
「・・・」
「いきなりどうしたんじゃ?」
「はい、中崎町のことを書いていたら、当時の楽しかった日々が思い出されて・・・」
「いいから、今日のお店の話に入って頂戴な」
「茶色の暖簾を潜るとそこは懐かしい風景が広がっていた」
「お店の中を普通風景とは云わんけど、それで」
「男は冷蔵庫の中を眺めていた」
「今日はハードボイルド調も一緒にやるのかな」
「この冷蔵庫の冷酒、一杯の単価が書かれていて明朗会計。一見にも優しいお店なのである。」
「それからどうした」
「ホワイトボードには本日のおすすめ品」
「儂でも語れそうな内容ですけど」
「まずは、赤星を願い出るのである」
「かんぱぁ~い」
「ぁちょ~」
「関東煮の豆腐ぅ~」
「あの、おっちゃんが勝手に主役はっとるぞ!」
「やばいよ、やばいょ」
「大将もお元気そうだ!」
「単に写真を見て語っているようにしか思えないが」
「久々のこのパターンなので、調子が出ないでござる」
「良きに計らえ」
「・・・」
「どうしたんじゃ?」
「現地で見た覚えのないカキフライの写真があるんですけど」
「美味しかったなぁ~」
「美味し!」
「男は今になって落ち込むのであった」
「ネタケースを眺めていた男はふと思い出した」
「花門盛のアテ頂戴な」
「花門盛には、アテ盛りと造り盛があるのであった」
「それで」
「アテの花門盛はその日のエエ処を見繕って出してくれるのだ」
「なかなか良さそうじゃのぉ」
「男は冷蔵庫から一本の一升瓶を取り出した」
「越乃寒梅である」
「で、あるか」
「非常に口当たりの良い純米吟醸らしいお酒であった」
「お前ひとりで飲みやがって」
「十分に楽しんだ連中は暖簾の外に転がり出た。
「足元のおぼつかない隊員たちは商店街へと消えていったのであった。」
過去の訪問記録
- 2015年2月:大ぶりなカキ酢480円也
- 2015年2月:カキと白子の土手鍋980円也
- 2015年3月:まぐろ造り380円也
- 2015年5月:花門盛り480円也
- 2016年1月:セロリとあさり炒め280円也
ちなみに、食べログによると、
『立ち呑み花門』
大阪府大阪市北区黒崎町8-6
地下鉄谷町線中崎町駅1番出口より徒歩3分
営業時間:15:00~23:00(L.O.22:45)
定休日:第1・第3日曜日
20180222