業務日誌

旅行会社に勤めていた30代男の雑記・業務日誌

沖縄の旅・闘牛編

2007-03-04 | 
沖縄の伝統的な闘牛を見てみたい。
旅の2日目、事前にチェックしておいたうるま市安慶名闘牛場へと足を運んだ。
沖縄の闘牛は、牛と人との闘いではなく、牛と牛との闘いである。牛が角を引っ掛けあい、黒い巨体をぶつけ合うのだ。

闘牛場には開始1時間前に到着した。場内に人はまばらで、沖縄らしい音楽だけが鳴り響く。30~15分前になると観客が次々と集まりだす。会場は熱気に包まれる。ほとんどが地元民のようだ。牛は小屋で待機中。目は鋭く鼻息は既に荒々しい。小屋まわりも表情がうかがえて興味深い。
午後1時、開始。場内アナウンスとともに、最初の一頭が入場。続いて相手となる一頭が入場。二頭ともにものすごい興奮状態。向かい合うやいなや取り組み開始。牛の頭と頭・角と角が激しくぶつかり合う。その凄まじさといったら、すごい迫力だ。
勝敗は、先に逃げた方が負け。早いものでは、1秒ほどで決まり、長いものだと20分以上かかるものもあった。取り組み中には流血するもの脱糞するもの、舌を出すものもいて、牛の姿にも飽きることがない。
次々に繰り広げられる牛たちの迫力ある熱い闘いに、こちらも大興奮。牛と牛とが激しくぶつかり合う音だけでなく、勢子と呼ばれる闘牛士たちの掛け声もスゴイ。しかし、なんといっても1,000kgもある牛の巨体が吹っ飛ぶさまは、まさに圧巻!大迫力!あまりの激しさに鳥肌が立ってしまうほどだ。
夢中になって見ていると時間は開始から2時間以上が経過していた。
沖縄の闘牛に心打たれた。