流離未踏

流れの果てにあるものは・・青天霹靂

坂のある風景 1

2020年08月04日 | 旅みたいな・・
「江戸時代の宝幢院附近の図」
右上の台地の上には先日訪ねた赤羽八幡神社が描かれている。

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宝幢院前に建つ道標 (東京都北区赤羽1-63-63)

道標には「東 川口善光寺道 日光岩付道」「西 西国富士道 板橋道」「南 江戸道」ときざまれている。

むかしの旅人と同じように旧岩槻街道沿いに建つ道標を眺めてから西に向かう。

JRの高架下を抜けて坂道を上がり、起伏を足裏に感じながらゆっくり進む。

亀ケ池弁財天 (東京都北区赤羽西1-29-17)

ちいさな池には亀がいっぱい!

静勝寺裏に続く崖上の静かな道。

脇参道の突当たりに建つのは道灌堂。

静勝寺 (東京都北区赤羽西1-21-17)

高台に建つ静勝寺は太田道灌が築城した稲付城跡。
「東京近郊 一日の行楽」という田山花袋(たやまかたい)の作品を読んで訪ねたのが、ついこの間のことのように思えるが、あれから数十年。

歩き訪ねて色々発見し、知る喜びを覚えたのはその時が初めてだった。
身近にも多くの歴史が残り、旅の面白さはどこにでもあるということに気が付いた。

正月に旅した長崎も坂道が多く、街のそこかしこに歴史ある旧蹟が多かったが、赤羽にも歴史ありだ。

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