気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

ひとりプチ旅(2/2日)~大山阿夫利神社(1)

2022年03月15日 | 旅行

※【大山おおやま】小田急電鉄観光案内より

歌川広重「不二三十六景」相模川

いきなり思い立って出かけたプチ旅の夜

小田急観光案内冊子【大山おおやま】を読んでいると、

「大山と富士山は親子でした」とあったので、それはどういうこと?と読み進めてみると・・・

大山阿夫利神社の主祭神として祀られている大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)は、

富士山・浅間神社の主祭神として祀られている木花咲耶姫(このはなさくやひめ)の父であり、

すなわち大山と富士山は父娘の関係。

と・・・どうも地理上のことだけではないらしい。

大山には富士山方面へと誘う道標がいまも残っているとのことだ。

正直、382の階段には臆しているけれど

いろいろと面白そうなので、せっかくここまできたのだから「やっぱり行ける所まで行ってみよう」という気になってきた。

休み休みなら、途中にはいろいろなお店などもあるらしいし、

大山山頂は無理だろうけれど、阿夫利(あふり)神社の下社までくらいは行けるかもしれない。

ざっくりとした地図(大山ケーブル駅までは伊勢原駅発のバスが走っている)

山の断面地図

階段数は多いけれど意外と高低差がないということは、なだらかということなのではないのか?

とにかく、阿夫利神社下社まで行くことにした。

            

二日目/3月11日(金曜日)

7:00 起きると、もう夫はゴルフへと出かけた後だった。

ホテルの窓(6階)からの景色。

寒くはないけれど、逆に暖かいと花曇りとなる。そんな天気だった。

朝食は和食

自分で選ぶ(ビッフェ形式)でなく、これのみ。

無理やり予約したビジネスホテル風の宿なので仕方ない。

私は毎朝、パンとコーヒーなので、旅先でもほとんど朝食はパン。

でも今日は山登りなので(?)食べなければと・・・バナナ以外は頑張って食べた。

8:30 ホテルをチェックアウト

9:02 伊勢原駅🚌4番バス乗り場、大山ケーブル行バスに乗車

途中、バスの車窓から

9:32 大山ケーブルバス停着

左の道は徒歩コース(健脚家向き)/右の道は大山ケーブルコース(こま参道)

いよいよケーブルカーに乗るために(こま参道)の階段登り

(2/2日)大山阿夫利神社(2)へ続く・・・。

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ひとりプチ旅(1/2日)ナラの墓参り~伊勢原大神宮参拝

2022年03月14日 | 旅行

伊勢原大神宮(内宮)

このところ出かけることもなく家籠りの日々。

彼岸も近づき、季節も漸く春めいてきた。

三度目のワクチン接種からも三週間経ち、抗体もマックス?

なので・・・ここが出かけるチャンスかもしれないと思っていたところ、夫がネットでホテルの宿泊予約をしていた。

どうも予定していたゴルフが朝早いコースらしく、仕事を終えてから前日に行ってしまうことにしたらしい。

場所を聞くと伊勢原だという。

伊勢原市は神奈川県のほぼ中央に位置する市で、日本遺産認定の(大山詣り)のあるところではないか・・・。

※おおやまOYAMA 小田急odakyuパンフレットより

大山詣りは鳶などの職人たちが巨大な木太刀(きだち)を江戸から担いで運び滝で身を清めてから奉納と山頂を目指すといった、他に例をみない庶民参拝である。
そうした姿は歌舞伎や浮世絵にとりあげられ、また手形が不要な小旅行であったことから人々の興味関心を呼び起こし、江戸の人口が100万人の頃、年間20万人もの参拝者が訪れた。
※伊勢原ガイドマップより

そこで私は、急遽同宿させてもらい、独りプチ旅を企てた。

一日目/3月10日(木曜日)

朝、おおかたの家事を済ませて、10時ごろ家を出る。

10:24 保土ヶ谷⇒大船

暫く行くことが出来なかったナラのお墓参りをする予定をたてたので、藤沢まわりの海側コースで行くことにした。

途中、一度大船駅で下車をして、バスにて20分

11:00 ポチたま霊園

受付の方が作ってくれた花束はとても綺麗だった。

ナラにお線香とお花をあげて、バスでふたたび大船駅まで戻る。

12:00 大船駅にて軽く昼食。(このおにぎり弁当はシンプルだけれど美味しかった)

🚃を乗り継いで伊勢原まで

13:00 大船⇒藤沢🚃東海道本線

13:20 藤沢⇒相模大野🚃小田急江ノ島線

13:46 相模大野⇒伊勢原🚃小田急線

伊勢原駅14:05着⇒伊勢原大神宮へ

伊勢原大神宮は駅近くの市街地にある神社で「大神宮さん」と呼ばれ市民に親しまれています。
その昔、この鎮守の神に伊勢の大神宮を迎えたことから現在の市の名称の起因となったと言われています。
2月3日の節分祭から始まり、春には境内の桜が見事に咲き、夏はほうずきや朝顔が並ぶ「花の市」で賑わっています。
※伊勢原ガイドマップより

駅(北口)前の鳥居

駅前から街中を歩く。(前方に見えるのが大山)

伊勢原大神宮の鳥居前(駅より10分ほど)

鳥居を潜り左側に稲荷総社

ご由緒書き

境内に入ると両脇に狛犬

手水舎(非使用で除菌スプレーが置いてあった。左側の立て看板は、外宮⇒内宮へ、という順路指示)

境内の桜はまだ咲いていない。

中央にクスノキの大木。その両脇に内宮(ないくう)と外宮(げくう)

外宮(げくう)...豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)が祀られている。

写真(左)クスノキの前にあるふたつのたまご型のもの?気になる?

ひとりよりふたり ひとつよりふたつ(お互いが存在して初めてつり合いが保たれ平穏な世の流れを生み出します)

良縁・夫婦円満・子宝を祈願する伊勢原大神宮の象徴です。

外宮の脇に春日神社

ご祭神 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

内宮(ないくう)...天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)が祀られている。

銀杏の木をはさんで左側はおやすみ処常若(とこわか)右側は社務所。

敷地も広く、施設も奇麗で本当に気持ちの良い神社なので、桜の花が満開になる頃には確かに参拝者で賑わう場所なのだろう。

コロナ禍でなければ・・・とふと思う。

      

伊勢原大神宮を後にして、伊勢原駅に戻るとちょうど17:00頃になったので、

この日の予定は終了ということにして、予約していたホテルに向かった。

明日はいよいよ大山(おおやま)

パンフレットをみると、大山ケーブルカー駅(ケーブルに乗る)までに階段が382段あるそうだ‥

「臆して登らず」的な気配もする。

でもせっかく来たので取り敢えず階段の入口まででも行ってみようかと・・・。

その晩はホテルにて、駅北口の観光案内書で頂いてきたパンフレットなどをいろいろと読んだ。

(2/2日)大山阿夫利神社へ続く・・・。

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俳句🖊7~日向ぼこ(猫)

2022年03月09日 | 喜代の俳句

野良猫のここが住処と日向ぼこ

季語:日向ぼこ(冬)

※俳句歳時記:日の短い冬は暖かい日向(ひなた)が恋しい。

わずかな日に温まろうとして昼の一時を味わうのは至福の時である。類語:日向ぼっこ、日向ぼこり

去年の暮あたりから、我が家のベランダにたびたび日向ぼっこをしにくる猫(さくら猫・地域猫)を詠んでみました。

🔗さくら猫の記事(昨年12月27日)

OGPイメージ

ベランダの猫 - 気がつけば思い出Ⅱ

これは我が家のベランダ・・・でも猫は我が家の猫ではありません。以前から庭でよく見かけたのですが私の姿を見るとすぐ逃げてしまっていました。私は...

ベランダの猫 - 気がつけば思い出Ⅱ

 

このニャーニャには朝の習慣があります。

毎朝○○木さんちの小次郎(チワワ犬)と、一緒に散歩をすることです。

これは我が家と道を隔てたところにできた住居で、まだ住人はいません。

そこに、こんな風に待ち伏せています。

傍によって大きく写すとこんな感じで、毎日決まった時間にじっと待っています。(脳内時計?)

そして小次郎が来ると、つかず離れずの距離を保ってついて行きます。

小次郎はほとんど無視の様子。でも構わずにニャーニャはついて行きます。(毎日

こんな風に、何故か小次郎にはラブのニャーニャだけれど、猫にはとても厳しく

この間の猫ちゃんが、また追い返されていました。

ニャーニャに威嚇され柱にしがみついているところが、面白かったので写しました。

こんな白猫(ちょっとトラ?)も陣地とりに参戦しようとしているけれど、ニャーニャは強そう、👀目つきが怖い

わが家の飼い猫ではないのに、どうもここは自分の住処(陣地)だと思っているようです。

でも本当は・・・

歩けなくなり、散歩に出られなくなったナラのために、が作ったナラの日向ぼっこの場所でした・・・。

🔗【日向ぼこをお題にした母の句】2020/1/14ブログ

【日向ぼこ】をお題にした母の句。 - 気がつけば思い出Ⅱ

日向ぼこ(日向ぼっこ)。冬の季語。冬の日ざしを浴びてじっと温まること。何もかも諦めに似し日向ぼこ何も考えずその陽だまりでボーっとしていると、...

【日向ぼこ】をお題にした母の句。 - 気がつけば思い出Ⅱ

 

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【ジェーン】~Amazon prime videoで観た映画!

2022年03月07日 | 映画

※Amazon prime video

【ジェーン】というアメリカ映画を観た。

2015年製作・劇場公開日2016年10月

ナタリー・ポートマンが主演・製作を務め、ユアン・マクレガーが適役で共演する西部劇。

※あらすじ/Amazon prime video

アメリカ西部で夫と娘とともに穏やかに暮らしていたジェーン。

しかしある日、夫が撃たれ、逃げ帰ってきたことで平穏は奪われてしまう。

相手は悪名高きビショップ一家。地の果てまで追い続け、全てを奪い去るビショップの恐ろしさを知るジェーンは、

瀕死の夫と愛する娘を守るため、わらをもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダンに助けを求める。

迫る敵を前に、徐々に明らかになるそれぞれの過去、そして人生の真実。

運命に抗い、戦うことを決意したジェーン。彼女は今、愛のために銃を取るーー。

ナタリー・ポートマン製作・主演!映画『ジェーン』予告編 ※ユーチューブ

南北戦争は1861年~1865年にかけて、北部のアメリカ合衆国と、合衆国から分離した南部のアメリカ連合軍の間で行われた内戦だった。

戦争によって引き裂かれた恋人同士が力を合わせ、子供たちのため最悪の困難に逞しく立ち向かっていく。

終わりは涙、涙のハッピーエンド。😿😢

何故か壺に嵌まり、何回か繰り返し見てしまった。

       

ママに「ジェーンと言う映画を観て、ハマって何回か見直しちゃった」と話すと

「えっ!ジェーンって。私の母のミドルネームですよ!」と言う。

私はファーストネームでしか呼んだことはなく、グランマ(孫達が呼んでいるので)と呼ぶことのほうが多いので知らなかった。

ミドルネームとはファーストネーム(名前)とラストネーム(姓)の間にある名前。

ママにも(テリサ)というミドルネームがあった!(何年か前にアメリカ国籍を放棄したので今は無いのかな?)

よくアメリカ映画などで(テリーサ)なんてリーをのばすあの発音が、ちょっとカッコイイ!と思っていた。

でもその名前で呼んだことはないけれど・・・。

確か次男のお嫁さんにも、もう一つ名前がある。

日本では正式にミドルネームは認められていないのでクリスチャンネームと言うらしいが、

幼稚園に入る時にカトリック教の洗礼を受けているので、そこで名前を貰ったと言っていた。

やはり、その名前で呼んだことはないので、何という名前だったかは忘れてしまったけれど!

以前仕事で外資系企業に派遣されていた時、その職場にハワイ出身だと言う、「エリザベス」と言う名前の女性が居て、みんなが「べスッ~」って呼んでいた。

多分、洋画から感化されていたのかもしれないが、私はそれもカッコイイと思っていた。

ママに「私もミドルネームが欲しいな。例えばエリザベスとかマーガレットとか、グランマみたいにジェーンとか・・・」

と冗談半分に言ったら、「めんどうくさいだけですよ!」って一笑に付された。

冗談ではなく、この映画の舞台となった南北戦争から150年以上も経つ今も、同じようにロシアとウクライナで戦いが起きてる。

理由は多少違うかもしれないけれど、どんな戦いでも争いは悲劇を生み映画のようにハッピーエンドではない。

無力な私は、出来るだけ早く収まることを願うのみなのだけれど・・・。

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消えゆく雪の中に~高校時代の創作Ⅱ-(4)~♪春よ、来い - 松任谷由実

2022年03月03日 | すずかけ

【消えゆく雪の中に】(4)

そして今

子供たちの声を聞きながら亜矢子は母の手紙の封を切った。

それはやはり予想通りの内容だった。

父の三回忌法要の知らせと「必ず帰って来て下さい」だった。

「どうしても休みが取れないなら仕方ないけれど、とにかくお願いします。到着時間を知らせて下さい。

文春に迎えに行ってもらいます」

そして「くれぐれもお体には気をつけて下さい」と結んであった。

彼女はいまだに母を理解しがたい部分があった。

母は彼女にとって、確かに一番の存在なのだけれど、なぜか寄りつきがたいものがある。

ゆえ、恋しい反面に逃れたい気持ちにかられることもあるのだった。

遊んでいた子供たちはどこかへ遊び場を変えたらしい。

はしゃぐ声が止んだ。

そして、誰もいなくなった白い雪だけの世界。

それを見ていると、無性に雪のなかを歩いてみたくなった。

彼女はそのまま、コートを着、マフラーをして外へ出た。

車の屋根、街灯、道、その中を歩く人、都会の雪景色。

何年に、いや何十年に一度かもしれないこの世界。

亜矢子が神社に近づいたとき再び雪がチラチラと降り始めてきた。

それは、神社に沿って流れる小さな川の水面に、吸い込まれるように消えていく…。

彼女は心の中にある父の面影を、その吸い込まれるように消えていく雪の中に見た。

「父も母も私も、何もかもがこの雪と同じなのだ。真っ直ぐ天から降ってきて、そのまま消える。

たとえ何日この地上にあろうといつかは消えてしまい、人生のほんのちっぽけな変化などもあっという間に消える。

でもそれは必要なもの…決して無意味なものではないのだろう」

そう思いながら、ひとつひとつ水面に消えてゆく雪を見つつ境内の階段を上って行った。

社は雪に包まれて荘厳さを増していた。

彼女はその社に向って、自分の再起を誓った。

かつて父のできなかった再起を・・・。

過去は、忘れることはできないし、忘れてもいけないかもしれない。

でも新しい一歩も踏み出さなくてはいけないと思った。

雪は止まず、亜矢子の肩につもり、体に降りかかっている。

心の中にあるすべての蟠りが、この雪と共に消えてくれればと思った。

恐怖で顔を強張らせた過去と共に…。

突然、下宿の男の子が近づいてきた。

「ああやっぱり、お姉ちゃんだ。一緒に帰ろう。雪がいっぱい降ってきたよ」

今まで、この雪の中で遊んでいたようだった。

「うん」

亜矢子は元気よく返事をすると、その子の手を取って、もと来た道を歩き始めた。

そして「今度こそほんとうに、新しい気持ちでわが家に帰ろう」そう思った。

そう思うと、とても嬉しかった。

「もうすぐ春が来る」

雪は幾筋も幾筋も、水面に吸い込まれるように消えていった・・・。

<完>

今回はユーチューブよりこの曲をお借りしました。

春よ、来い - 松任谷由実(フル)/high_note

松任谷由実さんも中島みゆきさんと並び称されるシンガーソングライターですね。

<足跡👣>

この文芸誌【すずかけ】を部費の足しにと畏れ多くも)文化祭で販売した時

突っ込みどころ満載のこの作品を、長々とツッコミ(批評)してくださった他校の男子・・・

・・・に辟易している私を、面白がった他の部員が写したものです。

この(文学青年さながら)を醸し出していた男子、その後どうしたの(どうしているの)でしょうか

多分、アポトキシン4869(☜コナンを見過ぎの私)でも飲んでいなければ、確実に、お爺さんになっていると思います!

時の流れは平等ですから~。

この写真の私は、困った顔をしているけれど髪のパッチン(ヘアーピン)が可愛い!

今見ると、まるで他人みたいです!

時の流れは速い(恐ろしい)です。

私の半世紀前の思い出に、長々とお付き合い下さりありがとうございました。

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