たいぴろのきままDiary

四兄弟と家事と仕事と趣味と...たいぴろ家は今日もてんやわんやです。

800年の歴史

2021年10月31日 | 旅行
私の住む愛知県西尾市は昔は「吉良の庄」と呼ばれ、鎌倉時代から足利家の分家である吉良氏が治めていました。その吉良氏発祥から今年で800年。
今日はその吉良家の菩提寺である実相寺に行って来ました。我が家から車で20分ほどです。
実相寺も建立750年。


普段は閉まっている釈迦堂の扉が開いていました。


中には釈迦三尊が。薄暗くて上手く撮れなかったので、HPからお借りしました。



今年は吉良氏800年祭と称して色んなイベントをやっています。今日もここ実相寺では献茶式と特別法要がありました。
方丈が建て直されて綺麗になったので、その祝いも兼ねています。


なんか出席している人がみんなスーツや礼服。普段着のまま行った私は浮いてる・・係の人に中まで入ってお参り下さいと言われたけど、遠慮して外から拝んでました。


吉良氏は鎌倉時代、室町時代と全国的にもわりと良い身分で名を馳せていたようですが、戦国時代に弱体化。しかし江戸時代になり家康に目をかけられて、幕府の儀礼を司る役として重用されました。
しかし、綱吉の時代 あの有名な元禄赤穂事件に見舞われ、吉良家はお取りつぶしになってしまいます。
吉良上野介の菩提寺は我が家から歩いて15分の場所にある華蔵寺。御住職はダンナの同級生で仲良し。12月には毎年討ち入りの日に吉良さんの法要を行います。忠臣蔵ではすっかり悪役ですが、地元吉良では名君で慕われています。
ちなみに、うちの街の和菓子屋さんの名物菓子は「吉良の殿様」「黄金堤(吉良氏が整備した堤)」「吉良の赤馬」と上野介さんつながりばかり。

三河黒松の巨木



愛知県は信長、秀吉、家康の三英傑が生まれた土地ですから、3人や従った武将が関係した神社仏閣が沢山あります。この実相寺も昔はもっと大きな寺院でしたが、信長に焼かれてお堂が縮小したらしいです。
でもここ、西尾市は日本一の抹茶生産量の街(この実相寺の開祖がお茶を広めた)なので、家康にお茶を献上したとか、鷹狩りに信長や家康が来たとか、そういった話を聞くと面白いなぁ、歴史は確かに繋がっているなぁと感慨深いものがあります。

今日限定の御朱印もいただきました(貼り方失敗してシワが・・悲)



京都を駆け足で観光するのも楽しいけど、地元の由緒あるお寺をじっくり拝観するのもたまには良いですなぁ。



コメント (26)
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