402話)ショウロ(松露)

 この春に治療を終えた古木の周囲を観察していた先生たちが「あっ、もうでてる!」といいました。治療につかったキノコの種類がわかっていますから、それを探していたんでしょうね。ショウロ(松露)です。海岸の砂地のクロマツによくでるのだそうです。私たちが琴引浜で記念植樹をしたあの小苗に接種してあったのも、このショウロでした。
 
 あの苗をみても、菌糸の張り方がすごかったですからね。そのほかのキノコだと、でるまでに何年もかかるんでしょうけど、ショウロはこのように早いのです。
 
 日本のトリュフといわれるくらいで、たいへんおいしいそう。トリュフのことを逆にセイヨウショウロというようですね。マツを治療するだけでなく、こういう副産物があるのもうれしいところですね。
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