401話)治療中のマツの古木

 天橋立のマツには樹齢350年以上の古木があります。それぞれに風格と威厳があり、私なんかひとりでやってきたら、そのまえにひざまづきたくなるものもありますよ。

 ただ、それだけの年輪を重ねると、弱ってくるものもでてきます。伊藤武さんはじめ京都樹木医会の人たちがその治療にあたっています。やり方は箱石での説明といっしょです。まずは株もとにたまった腐葉土などを取り除きます。そして、根が張ってきているところにトレンチを掘る。腐ったり、弱ったりしている根があれば、それを鋭利な刃物で切ります。切るのはまだ健康な位置で、その切り口から新しい根がでるわけです。

 木炭の粉をそのトレンチに詰め、キノコの胞子液をかけます。そのときに粗い目の木炭を埋めると太めの根がでて、細めの粉炭をいれると細根がでるそう。おもしろいですね。

 多くの問題は根から発生するようで、このようにして新しい根を生やし、菌根菌を共生させれば、1年以内に大きく改善する例がたくさんあるそうです。
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