1251話)レンゲショウマの開花

やったー! レンゲショウマ(Anemonopsis macrophylla)が咲きました。種から育てて5年になるでしょうか。キンポウゲ科レンゲショウマ属で、一属一種の日本固有種だそう。

つぼみは7つついているのですが、そのうち最初のものが咲きました。一気にパーッと開くかと思っていたんですけど、そうじゃないのです。4日ほどまえからつぼみがふくらみ、ゆるんできていたんですけど、まだ開かない。そしてきのうは開いたんですけど、完全ではない。今朝になってこんなふうに開きました。

例年、梅雨があけて暑さ本番になると、地上部は枯れていました。ですので、開花を見ることができるかどうか微妙だと思っていたのです。はじめてつぼみがついた今年は、梅雨明けが早く、いきなり猛暑になりましたから、気をもんだのです。

10年ほどまえに信州の山のなかで自然のものをみたときは、ほんとうに感動したものです。今回はそれにつぐもの。

この間、いろんな植物を観察しての発見は、花や実をつけると、その個体はじょうぶになるということです。なんとしても子孫を残そうという頑張りがでてくるのでしょう。以前に紹介したイトハユリ(山丹)も、ほかの個体はすべて地上部が枯れているのに、たった1本だけ実をつけたものがまだがんばっています。

このレンゲショウマ、7つがすべて咲き、種子にまでなってくれるとうれしいんですけど。
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