673話)井戸掘りに挑戦(2)

 2軒となりの金岡さん宅の井戸は、水面がすぐそこにみえていました。わが家のまえは、いまはミニ公園になっていますが、その前は植木屋さんの苗畑で、そのなかに小さな浅い池がありました。外からの水はなく、湧き水でできていたのです。そういうことから考えると、地下水位はきわめて浅い。

 良好な水質は望めません。飲用なんて、最初から問題外。水質について欲張らなければ、水をえるのはむずかしくないでしょう。

 でも、すぐにはとりかかりませんでした。まずは、話して回ったんですね。「掘るぞ!」といって。大同でも話しました。酒に酔っぱらってからは、だれかれかまわず、その話をしていたよう。「よう」というのは、酔っぱらってからのことを覚えていないからです。まあ、これは、立ち上がるとき、「よいしょ」その他のかけ声をかけるのと同じ。歳とともに、ひどくなるのです。

 さらに、自分を追い詰める意味もあります。2006年、ダイエットを開始したとき、「私のダイエット日記」というメルマガを送りました。親しい友人から、「こんなこと書いて、いいんですか?」と聞かれました。失敗したときのことを、心配してくれたんでしょうね。

 掘る場所は、あまり考えずに決めました。たいていどこでも水はでるでしょう。とりあえず、電動のポンプを考えるとして、電源に近いところがいい。
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