中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
497話)ときならぬ吹雪!
26日の午前中は、暖かかったので、作業もはかどりました。午後1時を回って、少し風がでてきました。だんだん雲が厚くなっています。そのうち、風に雪がまじってきました。フワフワしていた雪が、粉雪に変わり、土の道が白くなります。管理棟に引き上げました。手元の温度計ではかると、-6℃です。
地元の人たちがあわてだしました。雪が積もると、くるまがここから動けなくなるので、早く引き返すべきだ、というのです。私たちが乗ったバスは、ふもとの村で待っています。小型のくるまには、4人しか乗れません。若いほうから7人は、走って帰ることになりました。
雪はだんだん強くなります。風もきつい。雪は上からくるのではなく、横から、下から、顔をめがけてきます。顔にあたる雪の粒は、冷たいのではなく、痛いのです。ああ、痛い!痛い! もういちど気温をはかると、-9℃にもなっています。風もつよいので、体感温度は-30℃にもなっているでしょう。
やっとの思いで、バスにたどりつきました。くるまで帰ってきた専門家が「無事の生還、おめでとう!」といって、拍手してくれました。バスの窓からみる唐河渓谷の山々も雪化粧しています。写真の覚山寺は遼代の創建です。雪景色をはじめてみました。
地元の人たちがあわてだしました。雪が積もると、くるまがここから動けなくなるので、早く引き返すべきだ、というのです。私たちが乗ったバスは、ふもとの村で待っています。小型のくるまには、4人しか乗れません。若いほうから7人は、走って帰ることになりました。
雪はだんだん強くなります。風もきつい。雪は上からくるのではなく、横から、下から、顔をめがけてきます。顔にあたる雪の粒は、冷たいのではなく、痛いのです。ああ、痛い!痛い! もういちど気温をはかると、-9℃にもなっています。風もつよいので、体感温度は-30℃にもなっているでしょう。
やっとの思いで、バスにたどりつきました。くるまで帰ってきた専門家が「無事の生還、おめでとう!」といって、拍手してくれました。バスの窓からみる唐河渓谷の山々も雪化粧しています。写真の覚山寺は遼代の創建です。雪景色をはじめてみました。
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大きなくるまは、ここまでこれませんので、
若いほうから7人は、走って帰るしかありません。
「これませんので……」は、「ら抜き」といって、最近はふつうにつかいます。でも、年配世代の人たちには、きらう人もいます。