858話)潅漑用のパイプを埋設

井戸掘りのかたわらで、潅漑用のパイプを地中に埋設していきます。深さは1.8m以上。なぜかというと、この地方の冬は寒く、地表から1.2m前後まで凍結してしまうからです。凍ってしまったら、水はでません。でも、冬期は潅漑が必要ないから、凍ってもいいじゃないか、と私なんか思ってしまうのですが、いったん凍ると、土のなかですので、地表の温度があがっても、なかなかパイプの凍結が融けないのです。

実際にひどい目に遭いました。ちゃんと深めに埋設したのですよ。ところがこの工事、あとで述べる理由で、とても急いだのです。それと平行して、土地そのものを整地する作業をブルドーザなどですすめたでしょ。場所によってはかなり土を削るところがでてきました。その下にパイプがあったため、規定より深さが浅くなって、冬のあいだに凍結してしまったのです。管理棟の水道がそれにまきこまれてしまったため、2011年の冬から2012年の春にかけて、水をつかえないことになったのです。あーあ。

もとの計画はオープンのU字溝で水を配るつもりだったんですけど、10枚前後に分けて整地したため、パイプをつかって、圧をかけないといけないことになったのです。
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