中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
号外02)「素人は勇敢だ」
14年間の活動で大同市の農村と協力して植えた苗木は計1600万本、面積は4600ヘクタール。日本から訪れたボランティアは2千人を超え、なかには5回10回のリピーターもいます。専門家の参加によって技術改善や人材育成なども進めました。
日本だけでなく、中国からも多数の見学と視察があり、「日本人と中国人でどうしてこんな関係ができたんだ?」とびっくりされます。そして必ず聞かれます。「どういう思いで黄土高原を選んだんですか?」
困るんですね、適当なストーリーを作ろうと考えても、それすら思いつかない。中国の環境問題は緊急を要する、できる協力をしないといけない、緑化なら自分たち素人にもできるだろう。ある意味では軽い思いつき。高名な専門家からは「素人は勇敢だ」と言われました。
協力地を大同に決めたのも、北京の青年団の幹部です。「緑化に熱心な所です。そのうえ美人の産地として有名ですし、いい酒もあります」と言って。
ところが零下30度に放り出されて「だまされたあ!」。とにかく自然環境が厳しい。人も協力的とはいえない。でも、もうやるしかない。
緑化というのは割の悪い仕事です。悪い結果はすぐ出るのに、良い結果を出すには時間がかかる。その間に会員は減るし、お金も集まらなくなるし。
でも、なぜか継続できました。今の教訓は「軽率に始めるとひどい目にあうよ、でも何とかなるものだよ」といったところでしょうか。
【写真】日本からきたボランティアツアーが地元の人といっしょに木を植える。参加者数はこれまでに2350人になる。
日本だけでなく、中国からも多数の見学と視察があり、「日本人と中国人でどうしてこんな関係ができたんだ?」とびっくりされます。そして必ず聞かれます。「どういう思いで黄土高原を選んだんですか?」
困るんですね、適当なストーリーを作ろうと考えても、それすら思いつかない。中国の環境問題は緊急を要する、できる協力をしないといけない、緑化なら自分たち素人にもできるだろう。ある意味では軽い思いつき。高名な専門家からは「素人は勇敢だ」と言われました。
協力地を大同に決めたのも、北京の青年団の幹部です。「緑化に熱心な所です。そのうえ美人の産地として有名ですし、いい酒もあります」と言って。
ところが零下30度に放り出されて「だまされたあ!」。とにかく自然環境が厳しい。人も協力的とはいえない。でも、もうやるしかない。
緑化というのは割の悪い仕事です。悪い結果はすぐ出るのに、良い結果を出すには時間がかかる。その間に会員は減るし、お金も集まらなくなるし。
でも、なぜか継続できました。今の教訓は「軽率に始めるとひどい目にあうよ、でも何とかなるものだよ」といったところでしょうか。
【写真】日本からきたボランティアツアーが地元の人といっしょに木を植える。参加者数はこれまでに2350人になる。
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