マイペースで行こう

キリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、19年目に入りました。

選ばれているということ

2008-05-16 18:33:25 | 神学校・講座
今日はチャペルの時間から出席しました。
説教はU先生でした。
使徒の働きのペンテコステの場面からお話してくださいました。
聖霊なる神様の訪れの説き明かしから勇気づけられました

金曜日の新約各書の講義ではテサロニケ人への手紙を新改訳と原典を見ながら読んでいます。
今日は本題に入る前に、E先生の牧会する教会での証しも紹介してくださいました。
その証しにも教えられ、励まされました
ちなみにこの講義では、毎回取り上げる聖書箇所の奨励を予めまとめるのが課題です。
条件としては、800字程度にまとめるということです。
これがなかなか難しいです


1回目の範囲は1:1-10でした。
私自身はこのように教えられ、まとめました。


「神に選ばれているあなたがた」

第2次伝道旅行でテサロニケに福音を伝えたパウロ。
激しい迫害のため別の町に移動したが、彼はテサロニケの信者たちのことを感謝と共に祈りのうちに覚えていた(1:2,3)。
その後、テモテの報告(3:6)を聞き、パウロはテサロニケの教会の忠実な信仰から励ましを受けた。
この書にはテサロニケの信者たちに対する使徒パウロの親愛の情が満ち溢れている。

パウロは「神に愛されている兄弟たち」と呼びかける(1:4)。
そして、彼らの信仰のルーツが人間的なものにあるのではなく、「神に選ばれた者」、つまり神にあることを思い起こさせようとする。
パウロの宣教も「力と聖霊と強い確信」(1:5)に基づいていた。
強い確信の裏付けには、マケドニア宣教の後押しとなったトロアスでの幻を見た経験(使徒16:9,10)もあったであろう。
また、パウロは福音を受け入れたテサロニケの人々の側にも「聖霊による喜び」と従順があったことを思い起こしている(1:6)。
お互いの信仰の営みが神に起源を持つものであることに注目し、共に神を仰ぎ見るようにと促しているようだ。

神に注目し、自分たちの信仰の起源を確認した上で、パウロはテサロニケの教会の人々の信仰生活に触れる。
パウロは、少なからず彼らの信仰を誇りに思い、宣教に携わるものとしての慰めを感じていたことが読み取れる。
「あなたがたは、マケドニヤとアカヤとのすべての信者の模範になったのです。」(1:7)とも「私たちは何も言わなくてよいほどです。」(1:8)とも言っている。
苦難の中にありながら忠実な信仰に留まっていることが、福音を届けたパウロには大きな励ましとなったであろう。

神に愛されている方々へ。
あなたがたの忠実な信仰が、周りの兄弟姉妹の信仰の励ましとなっていることを知って欲しい。
そして、みことばに忠実に歩むあなたがたの姿は、周囲の多くの人々に福音を印象深く伝えているのだということも。


長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする