竹田ゆかりのブログ

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教育問題や時事問題に関する思いなど 

インクルーシブ教育の果たす役割

2016-10-06 20:58:53 | 日記
インクルーシブ教育の果たす役割

鎌倉市議会9月定例会が終了しました。
今回一般質問では、次の3項目について質問しました。
①インクルーシブ教育について
②教育環境の整備について
③図書館の運営体制について

①なぜ今、「インクルーシブ教育」について取り上げたか。
7月26日、障害者施設「やまゆり園」で起きた殺傷事件の加害者は、
事件後も、障害者の存在を否定するような発言を続けている。
更に驚くことは、その考えに同調する書き込みが多数みられることである。
心から、憤りを覚える。

この事件は、1人の加害者が引き起こした事件であるが、
今の日本社会に潜む、障害者へに差別感情・意識の現れであると言えるのではないだろうか。
「障害者差別解消法」が4月から施行されているが、法の理念に、心が追いついていないのは、
一部の人間だけなのだろうか…。

事件後、ある障害者団体の代表の方々とお話をする機会を得た。
話を通して、私が受け止めたことは、学校現場でのインクルーシブ教育の在り方であった。

この団体が、神奈川県知事・神奈川県教育長に充てた「申し入れ書」にこう表明されている。

「障害者への『差別・偏見』をなくすということは、『一人ひとりを大切にする』などの美辞麗句などでは、解決できません。
互いにせめぎ合いながら、『障害者を社会の一員』として、『障害児をクラスの仲間』として、
当たり前に、生きていく中でしか、「互いを認め合う関係」などは、生まれません。」(概略)

今や、誰の耳にもなじんだ「共生社会」と言う言葉だが、「真の共生社会」をつくっていくには、
学校現場での「インクルーシブ教育」の果たす役割が、どれほど大きいか…ということを示している。

一般質問を通して、教育委員会の考えや、これからの取り組みについて確認した。
(詳しくは、竹田ゆかり市政通信14号で)

②なぜ今、教育環境の整備について取り上げたか。
これについては,次のブログで紹介することにする