JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

肩こり体験記①

2019-06-15 | 雑件

記憶にある中で、肩こりを感じたのは2回だけ(1回と書いたことがありましたが2回でした)。

ひとつは鍼灸学生時代、独り暮らしでテスト勉強中か何かで机に向かっていたとき、だんだん左の肩にこり感を感じ始め、次第に重くなり、勉強に集中できなくなるくらいつらくなってきた。

肩をつまんだり、腕を回したりしてみたが全く改善されず、「合谷」や「曲池」などを押してみたがダメ。

埒があかないので勉強は中断し、患側左の前腕から手掌・手背・手首など、押して気持ちの良いところはないかくまなく探してみた。

すると、左の「外関」がとてつもなく気持ち良いことがわかった。

この一ヶ所を押圧してるだけで、気持ち良さが全体に広がるようで、肩こりも楽に感じてくるようだった。

そこでここに灸を炷えてみた(大きさは半米粒)。

燃え尽きるその瞬間の「ジーーーン…」という熱痛刺激がうっとりするほど気持ちよく、もう一壮、もう一壮とやっているうちに、結局30壮くらい炷えていた。

やめて確認してみると、全くこり感は消失していた。

このとき、

「肩こりは局所にやらなくても消えるときがあるんだな」とわかった。

細かくいうと、あまりに気持ち良いのでだんだん艾の大きさが大きくなり、もっともっとで最終的に米粒の1.5倍くらいの大きさになっていた。

そのせいで今でも少し跡が残っている(写真参照)。

おかけで今振り返ってみて、

「あぁ、あのときここにやったんだな」

と確認することができた。

もうひとつは不思議な体験。
また後日。





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