JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

曲池の押圧がダメ押しとなって改善した残便感の例

2016-12-31 | 自分治療
毎年年末は奥さんの実家へ。昔から場所が変わると便が滞る癖があり、いつもは1日2回ほどある排便が昨日(12月30日)は起こっていなかった。
先ほど(2時15分頃)、おなかの痛みで目が覚めた。便意だ。
夜中で皆ぐっすり寝ているのでゆっくりトイレを使わせてもらった。およそ5分、まずはただ座って排便を待つ。しかしおなかに痛みを感じつつも腸が動いて押し出されてくる感じがしない。
こういう時は「合谷」というツボの出番だ。何度もこのブログで書いているが、左のこのツボを右母指で持続的に押圧していると腸が動き出し、数分で便がミリミリと押し出されてくる。今回も押圧してから2〜3分で排便があった。しかしまだ残便感が残っている。程度として6割くらい残っている感じ。その後も合谷を押し続けたが、どうもこれ以上でてくる気配がない。通常こういう時はあきらめていったんトイレを出るが、まだトイレを占領できそうなので実験を継続することにし、他のツボを押してみることにした。選んだのは同じ手の陽明大腸経の「曲池」。肘を曲げた時にできるシワの端っこにとる。ここを押圧し始めてすぐさま(10秒くらい)でおなかに刺激が入っていくのを感じ、そして腸が動き出すのを感じ、残っていた便が3度にわたって押し出されてきた。スッキリ感と新しい刺激点の発見で夜中に小躍りした。前に合谷の刺激をして効果の薄かった方、プラス「曲池」の押圧をぜひお試しください。

キーワード: 残便感 左合谷 左曲池 持続圧





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平成28年 仕事納め

2016-12-30 | 雑件
潤天堂は昨日が仕事納めでした。

今年は過去最多となるご依頼をいただき、早朝・夜間枠を使ってもお受けできないこともあり、とても心苦しい思いをしました。今の自分の治療形式を見直して、もう少しお受けできる枠をつくれるようにしなければなぁと感じました。せっかくお声をかけてくださったにもかかわらずお受けできない旨を伝えるのは自分自身が本当に残念で悔しい思いです。頼ってくださる方にはできる限り自分の時間を割いてでも力になりたい、そう思っています。
今年いちばんの収穫は、あらたに学びたいと思う治療に出会えたこと。「筋膜」という視点での考え方。正確にはもう少し広い範囲での「ファシア」という概念での治療。そしてそのファシアを単にリリースするというだけでなく、なぜそこに負担がかかったのか生活動作・姿勢を洗い出し、そこから問題点を改善していくように仕向けなければ根本的な治療にはならず症状は繰り返されてしまいます。分析した結果を治療のポイントにするとともに、患者さんには「させる」指導の他に「やめてもらう」しぐさ・姿勢をお伝えすることが大事であると思っています。
長く定期的、管理的に受診していただいている患者さんは気づいておられるかと思いますが、今までなかったような治療が加えられていきます。期待してください。
腰を据えて時間をかけて治していかねばならないものもありますが、出せる効果のものは早く結果を出してあげたいと施術者は皆思っています。来年もしっかり学び、研究し技術の習得に励みます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。




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年末の空き枠(12/25時点)

2016-12-26 | お知らせ

今年は12月29日まで診療いたします。

現時点での空き枠は12月29日(木)の朝7時30分からのみとなりました。

あとはキャンセルが出るのをお待ちいただくかたちになります。

お電話もしくはメール、LINEでご連絡ください。




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