JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

12月のお休みについて

2015-11-26 | お知らせ


12月 4日(金)    午前休診します(午後~夜は診療します)
 
    7日(月)    都合により休診します

   23日(水・祝)  午後休診します(午前は診療します)




12月30日(水)~1月3日(日)お休みいたします



平成28年1月4日(月)より診療開始いたします


   

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AED!

2015-11-25 | 雑件
11月22日(日)、娘とプリキュアの映画を観にいこうと手をつないで歩いていると、途中にある停留所でバスが停止していた。
降車口が開かれ、その付近に6~7人が立っており車内を心配そうに覗いている。


「どうしたんだろうね?」


と娘と話しながら通り過ぎようとすると、車内から叫ぶ声がきこえた。


「もしもし!わかりますか?もしもし!きこえますか?」


尋常ではない事態を察知してバスに近づくと、更に男性が

「どなたかAEDを探してもってきてください!」

と叫ぶ。

見ると女性が仰向けの姿勢で倒れていて、男性一人が救護にあたっていた。


「どうされました!」


と声をかけると

「意識がありませんが呼吸はあるようです。ですが呼吸も脈も弱い感じなのでAEDの用意だけしておいたほうがいいと思って」

と言われた。

周りをみてもAEDを探しに走った人がいないようなので

「探してきます!」

と言って娘を抱っこして走りだした。

走りだしたはいいが、はて、どこにある!?

慌てていたため「とりあえず人が多く集まりそうな場所に設置していないだろうか」としか考えられず、近所のスーパーに駆け込んだ。


「すみません!こちらにAEDは設置していませんか?」と聞くとベテランらしき年配の店員さんがすぐに出てきてくれた。事情を説明すると


「ごめんなさい、うちにはおいていないんです。でも銀行にあるかも!」と言われた。


「そうだ銀行だ!」


言われてはじめて思い出せた。


「ありがとうございます!」


と告げ、また娘を抱えて約100メートルダッシュ。

銀行に入るとATM横にすぐに発見。

ケースをあけてAEDを取り出し、またダッシュしようとすると先ほどのスーパーの店員さんが追いかけてきてくれて

「娘さんは私が!」

と言ってくれた。すぐ向こうに見えるバスを指差して

「あそこですのでよろしくお願いします!先に行きます」

と言って娘をお願いして走った。


バスに着くと、通りかかった医師らしき方が診てくださっていた。


「うっすら汗をかいてますし低血糖かもしれませんね」


という話だけ聞くことができた。

どうやら先ほどよりは状態は落ち着いてきた模様。

救急車のサイレンも聞こえてきて、とりあえずは大丈夫そうだったので救護活動していた男性に挨拶をしてその場をあとにした。


また手をつないで歩きだすと、娘が心配そうな顔をしながら聞いてきた。


「パパ、あのひとしんじゃうの?」


「もうだいじょうぶだよ。みんながちからをあわせてたすけるためにがんばったんだよ。イロもおおきくなってこまっているひとをみかけたら、ちからをかしてあげられるひとになってね」


「うん!」




ビルや病院、公共機関や商業施設にはよく設置してあるのをみかけていましたが、銀行に設置してあることを咄嗟に思い出せませんでした。
これからさき街中でこのような場面に出くわした方、「銀行」も思い出してください。
ちなみにバス停前にあったコンビニにはありませんでした。
















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右母指胼胝(タコ)の再発と灸治録(順次更新)

2015-11-24 | 自分治療
落ち着いていた右母指にまた胼胝(タコ)がでてきてしまいました。
施術に指圧を取り入れている職業病なのでしょうか。



「おまえさんの指先圧の入れ方が悪いんじゃないのか?」


はぃ… すみません。。



とりあえずまたお灸を始めました(11/17)。




このくらいの大きさで


熱さの感覚は前と一緒
ギューンとしみ込むような熱さが指端に響く(まさに『響く』という感じ)

「すべて灸というものは病気反応の現れているときは熱さを感じないのが普通である。また、熱さを感じても、その熱さは浸み透る快よい熱痛感がある。だからこそその熱さに対して我慢もできるし、施灸後は風呂にでも入ったような気持ちのよい感じが生じる」(『灸堂余録』九・35頁)

昔から「最初に灸をして熱くなければ熱さを感じるまで、熱いときは熱さがなくなるまですえる」との言い伝えがある。この快熱痛がいずれ壮を重ねていったら消えるのか試しに多壮してみた。30壮すえてみたが熱さ自体は消えることがなかったのでそこでやめてみた(ずっと快よい熱痛は感じたままであった)。

「灸の壮数というのは、何壮と型にはめて定むるべきものではない。このシンに浸み透るのを限度として壮数を定めるのが本当である。ただ熱いというのではなく、熱い感じがシンに浸み透ることが大切でそれが3壮で浸み透ったならば3壮でとどめるべきであり、5壮であったならば5壮でとどめる」(『灸堂余録』五・64頁)




しまった!やりすぎたか!



一晩経った皮膚の状態はこんな感じ(11/18)。こげたような色合い。早くも全体的に膨らんでいた状態が、周囲はへこんできて、圧痛のあったピンポイント部位に凝縮されたようになりました。





11/24の時点ではこんな感じ※ここ1週間で3回施灸

前回と同じ経過を辿っている。









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第16回MPS(筋膜性疼痛症候群)研究会学術集会

2015-11-19 | 講習会・セミナー・勉強会
上記学術集会が11月15日(日)、京都烏丸コンベンションホールにて行われ、聴講してまいりました。



玉川病院時代の大先輩、米沢の加藤雅和先生に、今年、この研究会の存在を教えていただいたちょうどその頃、NHKスペシャル『腰痛治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~』で流れたギックリ腰の患者さんに対するエコーガイド下での生理食塩水を用いた筋膜リリースや、ためしてガッテン『注射で治す 肩こり治療革命』での筋膜リリースの映像をみて「これはすごいもんだ!実際のリリースによる治療は当然すごいが、癒着筋膜が剥がれていく映像を見せながら行えることで、『可視化』という視覚的効果も与えられるすばらしい治療法だ」と感心していた時でした。今年9月に行われた似田先生主催の現代針灸科学研究会には加藤先生もスカイプで参加され、MPS治療について詳しくご説明いただいたことで更に興味を深め、MPS研究会に入会しました。
エコーの使い方など習ったことがなく初学の身ではありましたが、この学術集会には絶対行っておくべきだとの思いに駆られての参加でした。

MPS研究会は、医師・理学療法士・鍼灸師など医療に携わるさまざまな職種の先生方が集まっておられます。

この日のプログラムは

(1)木村裕明会長のご挨拶

(2)情報通信技術担当役員から最近の総括

そして11時から本格的な講習の開始。

(3)エコー勉強会
「よしむら鍼灸治療院」の吉村亮次先生
【気胸のスクリーニング】
・肋骨の深さ、位置を知る(肩甲間部)
・胸膜までの深さを知る(肩甲間部)
・気胸頻度の高い位置を知る(肺尖、肺下縁)
・胸膜の動き    

など。また、ドップラー機能を用いた見方なども解説いただきました

(4)ランチョンセミナー
理学療法士の山崎瞬先生から、刺さない鍼「ソマセプト」のご紹介と使い方の実演をしていただきました。

(5)シンポジウム
「腰痛患者と膝痛患者の診断」
鍼灸師の先生が2名が前に出て、モデルの方に対しそれぞれ問診、診察して原因を探り発表する。
※「ドクターも大勢いる中での診察診断。勇気あるなぁ…」と二人の先生に感心。心の中で拍手。

圧巻だったのはそのあと。弘前大学総合診療部の小林只先生と理学療法士で鍼灸師の銭田良博先生お二方の補足、というか解説。その完璧なまでの罹患筋診断。思わず感嘆のため息がもれました。もっともっとしなければいけない勉強が山ほどあるなーと、嬉しくなりました。

その後小林先生は腰痛モデルさんに、口を開けたり閉じたりしての後屈のしやすさしにくさの変化を聞き、対象となる外側翼突筋への注射(時間がなかったので鍼ではなく注射でのリリース)で改善させるというテクニックをみせてくださいました。

これをみて、そういえば玉川病院時代にいろいろな症状に対して遠隔にあたる「頭のツボ」や「耳のツボ」、「手のツボ」や「足のツボ」、「顔のツボ」など反応点をみつけ、そこに鍼をしたり灸をしたりして直後効果や症状改善しないか観察していたことを思い出しました。当時は理論や理屈でなく「体のあちこちをくまなく探して症状が変化するポイントを探す」という、効率は悪いけど見つかるとすごく楽しい臨床もしていました(そしてそれを科内勉強会、鍼灸臨床生情報会で発表)。※臨床を全部そんな感じでやっていたわけではありません

今回の小林先生の技術を拝見して、当時やっていて理屈がわからなかったことも、これから十分説明がつくようになってくるんだろうなと感じました。ファシア、トリガーポイント、アナトミートレインなどなど、もっともっと深く勉強していかなければなりません。
 
そして最後は関西医療大学の黒岩共一先生のご講演。
「観察研究から推測するTP(トリガーポイント)像」
トリガーポイントに鍼が当たった時に患者さんが発する「あっ!それ!」について、さまざまな角度からの分析をお話くださいました。

あっという間の6時間。第17回学術集会は来年6月くらいとのことでした。


せっかく京都まできたのに観光なし。会場のある駅から京都駅までは2駅。電車に乗ってしまったらあとあと後悔しそうだったので歩いていくことにしました。
歩き始めはまだ青く明るかった空。駅に近づくにつれオレンジに染まる夕焼け空と黒く映る建物のコントラストの美しさに心を洗われながら今日の充実感をひしと感じたのでした。



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日本鍼灸師会全国大会in神奈川

2015-11-06 | 講習会・セミナー・勉強会
10月31日(土)~11月1日(日)、横浜のパシフィコ横浜で日本鍼灸師会全国大会が行われました。
今回は主催県だったので落ち着いて講演を聴講する時間はありません。この催しが円滑に進み、時間とお金をかけて参加していただいた先生方に「神奈川大会よかったよ」と言っていただくために役員、スタッフ皆が気持ちを注ぎこみました。喜んでいただいたら本当に嬉しいなぁ。

初日終了後、懇親会は山下公園発のあのマリーンルージュでクルージング(チョットかっこよくないですか?)。
食べ物も豊富で味も良かったと思います。半分終わった安堵感もあって結構飲んでしまい気持ちよくなって浮かれてしまいました。









そんな酔って陽気になった仲間をつかまえ、デッキにて「たそがれ男前グランプリ」を開催。
※お気に入りの人がいましたら神鍼会事務所までファンレターを。


エントリーNo1 藤田洋輔先生(神鍼会学術副部長)


※エントリー対象外 パンチ小宮



エントリーNo2 榊原範匡先生(神鍼会保険部副部長)


エントリーNo3 清水慎司先生(神鍼会会長)


エントリーNo4 服部政博先生(神鍼会副会長/学術/保険部長)


エントリーNo5 伊藤愛主先生(神鍼会学術部員)


エントリーNo6 伊藤友主我先生


エントリーNo7 林邦昭先生(神鍼会組織共済副部長)


エントリーNo8 窪田勤先生(神鍼会学術副部長)


エントリーNo9 金子太也先生


エントリーNo10 秦宗広先生(神鍼会総務部長)


エントリーNo11 清水克紀先生


エントリーNo12 千葉良仁先生(神鍼会副会長)


エントリーNo13 日野博先生(神鍼会副会長)


エントリーNo14 石田伸先生(神鍼会財務/組織共済部長)


エントリーNo15 江波戸雄一先生(神鍼会広報普及部長)



神鍼会役員スタッフ一同

大会終了後、神鍼会事務所に集まり打ち上げを行いました




ご尽力いただいたQiマネージの石井さん 茂田さん 長友さん


今回、この大会をよいものにしようとみんなが同じ方向をむき一生懸命がんばりました。
これこそ一致団結。私がやった手伝いなどごくわずかでしかなかったのですが、こういう充実感を味わうのは何年ぶりでしょう、感動でした。

また、この大会のおかげで鍼灸学生時代に解剖学を教えていただいていた柳原功典先生と一緒にお仕事ができたり、副担任だった村上哲二先生にお会いできたりと嬉しい出来事もいっぱいありました。本当に参加してよかった。


打ち上げ終了後、先に帰る私を一階まで送ってくださった服部先生。
エレベーターの中でみせてくれた男泣きを僕は一生忘れません。
ずっとついていきます。おやびん、今後ともよろしくお願いいたします。

















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