JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

痛みを6つの視点から分析する問診のキーワード

2013-04-22 | 臨床・治療
先日のドクターGの中で紹介されていた問診の方法

「OPQRST」

今までも(この内容として)聞いていなかったわけではありませんが、このように形式化していると聞きもれがなく大変有効だと思いました。例えば、


患者 67歳 男性
主訴 おなかが痛い

                  

O:On set                 
(どのように発症したか)         

(例)急に

P:Palliative / Provocative        
(どんな時痛い?どんな時痛くない?)   

(例)姿勢を変えると痛い

Q:Quality                          
(痛みの性質)

(例)強い痛み

R:Region                  
 (場所)

(例)右下腹部

S:Symptom                
(随伴症状)

(例)特になし

T:Time course              
 (時間経過)

(例)短時間で繰り返す


主訴をあらためて「OPQRST」に当てはめてみると、

主訴:おなかが痛い
     ↓
『67歳男性、急性の、姿勢で変化する短時間で繰り返す強い右下腹痛』

となる。





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恥ずかし 2

2013-04-22 | 日記

昨夜、また奥さんと二人でノンフィクションという番組の録画をみていた。

ナレーションの声をきいてふと思った。


「だれの声だと思う?」


先日のこともあり、あまり得意げにいうのもアレなので

少しトーンも落とし気味に聞いてみた。

でも、少し自信があった。そして奥さんもすぐわかるだろうという思いもあった。

しかし、意外にも自分が想定していない名前がでてきた。


「えーっと、、なんて言ったっけ。なんとかさくらとかいう人」


「誰よさくらって。加茂さくら?」

にしては声若すぎるでしょ。

が、加茂といいたいのではないらしい。


「アレアレ、えーと・・あの人の娘さん 最近よくテレビにでてる」


情報が少なすぎてまったく浮かんでこない。


「ちがうっしょ。いとうあさこでしょ、この声。ちゃんときいてみーよ」



「あ、ほんとだ」

という返事を期待したが、全く無視。「さくら」の苗字をずっと追っている。


番組題名のテロップが出てきて、

そろそろ声の主の名前が紹介される雰囲気。



「ナレーション 安藤サクラ」


あ、さくら・・


あさこじゃない。


どうやら「安藤和津」さんの娘さんらしい。


奥さん正解。 ってかすごくない?よくわかったね。


この手の出題ごっこは正解率が極めて低いようなので


もうやめようと思う。




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西條一止先生 ~鍼と自律神経の講演~

2013-04-17 | 臨床・治療
4月14日(日)、西條先生の講演を拝聴してまいりました。テーマは、

「刺鍼による心拍数減少の自律神経メカニズム」~「自律神経の働き」を指標に、「体の仕組み」を動かし、「体の治す力」を高め、「21世紀社会が求める」「体に優しい鍼治療」~


「浅刺・呼気・坐位」が心拍にどのような影響を及ぼすか、実際に心電図をとりながら施術し、その波形から自律神経に与える影響をご説明くださいました。

先生の長年の研究から導き出された「浅刺・呼気・坐位」の施術は、

「副交感神経と交感神経両方を高める効果をもたらす」

ということなので、まさに順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の言われる「交感神経と副交感神経はともに高いレベルで機能することが理想」という理論に応用できる施術なのではないかと大変興味深く伺ってきました。

また、経絡治療の先生との共同研究から、経絡治療の本治法と同じ効果を、この「浅刺・呼気・坐位」の施術でもたらすことができるということでした。一点違うのは、西條先生方式が「坐位」であるのに対し、本治法は「臥位」で行っていること。「臥位」で行っても経絡治療の先生は両自律神経の機能向上がみられ、その理由は「押手」が関係しているかもしれない(今後も研究)とのことで、大変興味深いものでした。

鍼灸がエビデンス(科学的根拠)を持つことは、患者さんに対してはもちろん、機があれば医師に対して説明できるものとして大切なことだと思います。まだまだ解明されていない鍼灸のもつ能力がたくさんありますが、その分、医療に携わる者として、施術者としてやりがいに限りがありません。






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自分でできる「あたまとからだのバランス調整」

2013-04-17 | 臨床・治療

最近ではジョギングやランニング、ウォーキングなどの人気が定着し、多くの方が日常的に運動するようになってきました。「健康のために」「ダイエットのために」という理由が多くを占め、実際その効果も上がってきているようです。しかし、毎日仕事で遅くなったり疲れていると、運動する時間もなければ気力も湧かないという方もたくさんいらっしゃると思います。

もちろんベストなのは「毎日はできなくても週に数回、夕方~夜にかけて(就寝の1時間前までには終わらせるようにして)30分~1時間のウォーキングや散歩を行うこと」ですが、これが難しい方は極力日々の生活の中に運動を取り入れるだけでも違ってきます。

例えば
(1)今まで自転車で移動していたものを徒歩に変える。
(2)2階や3階ならエスカレーターやエレベーターを使わず階段を使う。
(3)通勤に電車を使っている方ならひと駅前でおりて歩いて帰る。

とりあえず運動的なものならこの3つからすぐ始められます。
他には
「ガラス張りの建物の前を通ったり信号待ちなどで立ち止まったときは、必ずガラスに映る自分の姿を見て、猫背になっていないか確認し、意識してアゴをひき、胸を張るクセをつける」とか、「利き手と逆の手を使う。例えば箸を持つ手を変える、水拭き・ぞうきんがけのときにいつも使わない側の手を使う」なども、ちいさいことながらもあなどれない動作・運動です。

内勤などのお仕事で疲れた方のほとんどは「あたまの疲れ・脳のつかれ」です。これに精神的なストレスなどが加わったり、しかも積み重なってしまうと不眠などを起こしたり、ひどい場合は「うつ」的な症状を伴ってしまうことがあります。「あたまの疲れ」と「からだの疲れ」は同じバランスで持つことが大事です。そのためにも仕事をめいっぱい頑張った時ほど、身体を動かす必要があります。
逆のことも言えます。一日を通して身体を動かした日やたくさん運動した日など、疲れているから眠れるはずなのに、夜になっても頭が冴えて眠れないときがあります。こういったときは本を読むとよいかもしれません(難しい本だとより効果的です)。からだの疲れとあたまの疲れのバランスをとる意味で前者と同じです(推理小説など、読んでて夢中になりすぎてしまうものは逆効果のこともあるのでご注意を)。これを行うことできちんと眠れ、また、質の良い睡眠を得られ疲れも取れやすくなります。

よい睡眠をとることは自律神経のバランスをとることに大きく関係していますのでぜひ取り入れてみてください。

そして、あとはなによりも「ゆっくり」を意識することです
(順天堂大学医学部教授 小林先生より)。

焦っているときこそこの言葉を思い出して、

「あ、いけない。ゆっくりだ、ゆっくり」

と、心の中でつぶやいてください。
私もここ一年「ゆっくり」を意識することで心にゆとりができたり、却って効率よく物事が進められるようになったりと、多くの面でよい効果を得られました。


いちどにたくさんやろうとしたり、いきなり頑張りすぎてしまうと、
ほとんどの場合数日で終わってしまうので、「できることからコツコツと」でやってみましょう。











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歳を実感した日

2013-04-17 | 日記


私も今年46歳を迎えようとしておりまして

最近とみに視力の低下や変化を感じるようになりました。

中でも近いものが見えにくくなってきたのに気づいたのは昨年の後半くらいから。

少し遠ざけないと文字が見にくかったりして、

「これってもしかして・・・」と、この時あの二文字が頭をよぎりました。

それでも日常生活に支障があるわけでもないので気にせず日々経過。



本日、ふと待合室に置いてある患者さん用の老眼鏡が目に入りました。

そっと手をのばし、かけてみると



「あぁ よくみえますなぁ」



老眼確定の瞬間でした。

でも、不思議といやな気持ちはしませんでした。

老眼鏡を少々下にずらして「どれどれ」みたいに物を見るシーン、

身近でもドラマのワンシーンでも見ますよね。

結構あれに憧れている自分がいるようです。

普段かけないときは頭にのっけておいて、

新聞や細かい文字のものを読むときなどに、抜けた感じでずらしてかける。


うーん、いいですねぇ。


こういうものが似合うように歳をとりたいなぁと思う

アラフィフの私でございます。








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便秘にオリーブオイル

2013-04-15 | 臨床・治療
先日、テレビで「便秘のスペシャリスト」といわれる先生が出演され、便秘にはオリーブオイルの摂取がよいと言われていました。
エキストラ・バージンオリーブオイルには、脂肪酸の中の「オレイン酸」が多く、これが大腸壁や便をコーティングしてくれるためすべりが良くなり排便を助けてくれるというものでした。また、大腸壁に油膜をはることで保温効果もあるそうです。

ちなみにリノール酸などの他の脂肪酸は小腸でほとんど吸収されてしまうそうで、オレイン酸は小腸で吸収されにくく大腸まで到達するとのことでした。量としては1日大さじ2杯が理想だそうです。

これを聞いて、私、別に便秘症ではありませんが毎日のサラダのドレッシングを妻に頼んでオリーブオイルを使ったものにしてもらったところ、確かに毎日の便の出方があきらかに違うように感じられます。柔らかいというかすごくスムーズです。

お薬を使わないと出ない・・という方、お試しください。


ただ、番組中ひとつ気になったことを先生が言ってらしたのですが、
「ヨーグルトは冷たいでしょ?あれはお腹冷やしますから」と。
食べるときは確かに冷たいかもしれませんが、腸に入れば腸内細菌として働くことになり、結果「補(ほ)」として働くものなのではないのでしょうか。

たしかに腸内細菌を整えるのに「ヨーグルト」は是・非の論があるのは確かですけど。
どうなのでしょう。。

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大腸内視鏡検査とガス

2013-04-12 | 日記


昨日、人生初めての大腸内視鏡検査を受けてきました。

大変だと言われていた下剤入りの2リットル近くの水分摂取はわりとスムーズに

行うことができ、また、検査も多少「うおぅぉぅ」と息を漏らす程度で順調に終了しました。

しかしそのあと、おなかにたまったガス(※検査はガスを入れながら行われるため)

に苦しみました。検査中も先生が

「ガスが出そうな時は我慢せずどんどん出しちゃってくださいね。その方が楽ですから」

と言ってくださったのですが、なかなかうまくできませんでした。

徒歩の帰宅でしたが、何回も苦しくなって立ち止まりました。

帰宅後、トイレに入ってウォシュレットをうまく使って出そうと考えていましたが、

予想外にうまくいかず、「さて、どうしたものか」と焦りました。

そこで、「ガスを動かせばいいのだ」と思い、四つん這いになり、頭を低くし

おしりを突き出すようなポーズをするとまたたくまにガスが移動し、あっというまに

びっくりするような音をたてて抜けていきました。

一度抜けるとあとは楽です。今度は横向きになったり、もういちど四つん這いに

なったりと、いろいろな体勢にしたら15分もかからぬうちにほぼ全部抜け、

楽になりました。

これから大腸内視鏡を初めてされる方、ガスの抜き方にこんな方法があるという

こと、頭の隅に入れておいてください。役立つかもしれません。
















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知ったかぶり

2013-04-12 | 日記



あるテレビのドキュメンタリー番組を妻と二人でみていた。


ナレーションの声は耳にやさしく、すんなりと心に入ってくる声だった。


よく耳にする声だ。


あまりこの人のドラマや映画をみたことはないが、ナレーションの声は


いつも番組の内容にとても合っていて、「上手だなぁ」といつも思っていた。



「このナレーションの声、だれだかわかる?」


と聞くと、


「わからない」


という。


得意げに


「宮崎あおいだよ。この人のナレーションて聞きやすくていいんだよねぇ」


と言うと、その数秒後に


全然違う人の名前が 「ナレーション ○○」 と表示された。




「ちがうみたいだけど」




「そうだね」



















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総合診療医 ドクターG

2013-04-10 | 日記
先日からまた始まりました(シーズン4)。

大変好きな番組の一つです。

実際にあった症例をVTRにまとめ、それを見ながら病名を推理します。

その症例を扱ったドクターが講師となり、毎回、おそらく全国の各病院から

将来有望とされる若手の医師3名ほどが送り込まれ、VTRと問診で病名を探ります。

視聴者もそのやりとりを見て推理します。

我が家では奥さんも元看護師なので、「どっちが当たるか」などと言って

楽しんで観ております。

たまに初めて聞くような病名にでくわすこともありますが、その患者さんからの

問診で得られた情報や、VTR描かれている身体所見などから導き出した考え方や

方向性が合っていればOKとしています。

ドンピシャで当たろうものならガッツポーズがでますが、そうそう簡単には当たりません。

医療従事者の方は観てる人多いんじゃないでしょうか。

かなり勉強になるし楽しめる番組です。


NHK「総合診療医 ドクターG」番組ホームページ 
※番組に出演されたドクターの名言が載っています








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ゴールデンウイーク期間中のお休みについて

2013-04-09 | お知らせ
4月29日(月) → お休み

4月30日(火)~5月4日(土)→ 診療します
※4日(土)の最終受付は午後4時になります。
 その他の日は通常通り、依頼があれば夜間も承ります(22時最終受付)。          

5月5日(日)~5月6日(月)→ お休み

5月7日(火)から通常通りの診療になります。





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5月のキャンペーン

2013-04-05 | お知らせ
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