JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

不妊症の病態と治療の最前線ー生体に及ぼす鍼灸の効果は?-

2018-11-27 | 講習会・セミナー・勉強会
所属している全日本鍼灸学会の関東支部学術集会が11月25日(日)標記のテーマで開催されました(於埼玉 呉竹医療専門学校)。

【一般演題 第一部】

1.IVF3回以上で無効であった挙児希望患者に対する鍼治療と漢方薬の併用効果についての第二報
  ー出産群と非出産群の比較ー
2.逆子(骨盤位)に鍼灸治療と胎位矯正体位の説明を加えた一症例
3.胃膨満感および胃痛を訴える患者1症例に対する鍼治療の経験
4.「寒」の検査と治療を目的とした電気温鍼法による医鍼連携の試み

【一般演題第二部】

5.三叉神経第一枝領域への鍼通電刺激において周波数の差異が前頭前野の脳血流量、心拍数及び自律神経活動に及ぼす影響
6.鍼治療におけるリスク管理教育の実態ーはり師・きゅう師養成学校を対象としたアンケート調査ー
7.ダブルブラインド用非刺入鍼による皮膚感覚と患者ブラインド効果
8.バズ・セッション「不妊症」の学習効果


【教育講演】
「不妊症の病態と治療updateー東洋医学をいかに活かすかー」
 埼玉医科大学総合医療センター産婦人科 髙井泰先生

【シンポジウム】
1.PCOS(多のう胞性卵巣症候群)から考える不妊症とはーwhole bodyへの取り組みー
2.不妊(症)に対する鍼灸治療ー病態との関連性についてー
3.不妊症患者に対する中リョウ穴刺鍼と陰部神経鍼通電の追試結果
4.不妊患者のQOLとはり・きゅう

【市民公開講座】
「遺伝子検査でわかること」
東京医科大学病院遺伝子診療センター准教授 沼部博直先生

シンポジウムにはJISRAMの小松範明先生や神奈川県鍼灸師会の辻内敬子先生もご登壇されました。

また、お昼休みにはJISRAMの木村雅洋先生と食事をしながら意見交換をかわしたりして充実した時間を過ごしました。


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映画「ワンダー~君は太陽~」

2018-11-27 | 雑件
先日、奥さんがTSUTAYAで「ぜったいに泣かせる映画」みたいな告知がされてたと言ってDVDを借りてきたので娘が寝た後2人で鑑賞。
そんなにハードルあげて大丈夫?と思いながら観ましたが、これがなかなかよかった。泣きはしませんでしたが家族ものとしてとてもいい映画だなと思った。
いい映画と感じるものの基準は、観た後に早くもう一回観たいなぁと思わせてくれるもの。アクションもののようにドキドキハラハラ、スカッ!という内容ではありませんが、落ち着いて観れて心あたたまる理想的な映画だった。今度は娘も一緒に3人で観たい。


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鍼灸奮起の会4

2018-11-21 | 講習会・セミナー・勉強会
第4回 11月18日(日)膝痛の鍼灸治療

(1)大腿四頭筋の緊張に対する「仰臥位膝屈曲位」での大腿直筋停止部(鶴頂)刺鍼

(2)膝関節包過敏に対する「立位膝伸展位」での膝蓋骨周囲(内外膝眼)刺鍼

(3)鵞足炎に対する鵞足浅刺(撮診法含む)

(4)「四つ這い位」での膝窩筋刺鍼


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鍼灸奮起の会3

2018-11-21 | 講習会・セミナー・勉強会
第3回 11月4日(日) 殿下肢症状の鍼灸治療PART2

(1)内閉鎖筋刺鍼

(2)仙腸関節運動鍼(立位)

(3)陰部神経刺鍼

(4)八髎穴の選択と刺入技術



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鍼灸奮起の会2

2018-11-21 | 講習会・セミナー・勉強会
第2回 10月21日 殿下肢痛の鍼灸治療PART1

(1)梨状筋刺鍼

(2)横座り姿位での中殿筋・小殿筋刺鍼

(3)側臥位での仙腸関節刺鍼(運動鍼)

(4)股関節マニピレーション


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鍼灸奮起の会1

2018-11-21 | 講習会・セミナー・勉強会
玉川病院東洋医学研究センターの大先輩で、現代針灸科学研究会主宰(現代医学的鍼灸治療ブログ)の似田先生が月2回(第1・3日曜)夕方から鍼灸実技講習会を開催されています。
第一期は全6回(12月16日最終。※第一期は受付終了)
第二期は第一期で行ったものを再度行います(第一期に受講できなかった方のために)。
平成31年6月頃に新たなテーマ「上肢症状の鍼灸治療」「下肢症状の鍼灸治療」をそれぞれ2回ずつ計4回行う予定とのことです。

第1回目 10月7日18時30分~20時30分 背腰痛の鍼灸治療

(1)撮診とその臨床的意義の説明・実技

(2)側臥位での背部一行刺鍼

(3)立位での背部一行刺鍼

(4)力鍼穴からの大腰筋刺鍼と腰方形筋刺鍼

(5)瘀血性腰痛に対する上仙細絡からの刺絡法





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インフルエンザ予防接種

2018-11-21 | 雑件
インフルエンザの予防接種に行ってきました。医療従事者はやっておくべきだろうと。
「笑ってから寝る」という健康法を実践してウン十年、免疫力を整えて、かからない自信(かからないでねという願いか…)がありますが、もろもろ含めてやはりやっておくべきだろうと。


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急性腰痛(ギックリ腰)について

2018-11-15 | 臨床・治療
このところ急性腰痛を訴える方からのご連絡がぽつぽつと入ってきます。

主には「立ち上がろうとした瞬間にピキッとなり、そのまま動けなくなったり背中を伸ばせなくなったりするもの」が多いようです。

また、数日・数週間前から腰に重さを感じていて、ある日コップの水がいっぱいになってついに流れ出たかのように、突然寝返りや起き上がり・立ち上がりが不自由になるものもあります。

突然ピキッとなるものも、実は自分で気づいていなかっただけで、その前から相当に腰に疲労を溜め、筋・筋膜間の滑らかな動きが出来なくなり、結果、負担を重ねて発症してくるものがほとんどのように思います。

当院では、腰痛を訴えていても「殿部や股関節周囲の筋・筋膜」に重点をおいて施術することが多々あります。

ここに負担がかかっていると腰の方に痛みを放散して感じていることが多いからです。

急性腰痛は「動けるくらいの軽いもの」から「立ち上がり不能、寝返り不能、横になっているのもつらい」というような重度なものまで広範囲に渡ります。

いずれにしても、経験上「痛み」を感じた時は「寝て治るのを待つ」よりも、早めに施術しておいた方が改善は早くなることが多いです。

「そのうち治るだろう」と痛みを我慢して動きまくってしまうと、知らず知らず痛みをかばう姿勢の時間が長くなり、筋肉の使われ方のバランスを欠いて傷める部位が広範囲に及んでしまうことがあります。

発症から受診までが早ければ1回~3回くらいでほぼ鎮静することが多く、腰痛を起こす要因が下肢などにもあれば(立位で大腿部や下腿を触るとカチンコチンなど)はここまでしっかりやらかくしてあげることが再発予防につながります。

悪い芽は小さいうちに摘んでおきましょう。






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妊娠の報告について

2018-11-15 | 不妊治療
当院では不妊(子宝)治療にも力を入れて行っておりますが、たまに卒業されていく方から

「先生のところは妊娠した人にコメントをもらってホームページに載せたりしないんですか?」

と聞かれることがあります。

たしかに妊娠実績報告や、妊娠・出産された方にコメントや写真をいただいて掲載している院も多いと思います。

治療を受けた方のコメントは「これから受診を考えている方」にとっては大変重要な情報になり、院にとっても宣伝になるので掲載することは共にメリットになると思います。

しかし、どうしても今はまだ載せる気になれません。

不妊治療のページにも少し書きましたが、私たち夫婦はART(高度生殖医療)の力を借りて子を授かりました。

タイミング法やAIH(人工授精)の回数を重ねていても子どもができなかったとき、町でみかけるお子さん連れの家族を見ると

「どうしてうちには赤ちゃんがきてくれないんだろう」と思ったことも何度もありました。

おそらく私よりも奥さんのほうがそう感じてつらい気持ちをもったと思います。

なかなか授かることができていない方の心情を考えると、両手を挙げて喜んでいる記事は書けなくなってしまいました。


妊娠・出産できた方の嬉しい報告を見て


「そうか!この人はできたんだ。私も頑張ろう!」


と前向きに捉えられる方もいらっしゃれば


「この人はできたのにうちはまだ…もうダメなんじゃないだろうか…」


と自信を失ってしまわれる方もいらっしゃいます。


前向きに捉えることができる人が多数だとしても、

私はどうしても少数派かもしれない


「落ち込んでしまうように捉えてしまう方」


を優先して考えてしまいます。


無事出産された方から写真つきでご報告をいただけたり、

出産病院のこと、出産時の様子はこうだったなど

たくさんのことを教えていただいたときは嬉しくて、

許可を得て記事にして載せようかなと思うときもありますが、

嬉しい結果を出すために、今、一生懸命頑張っておられる方が、気持ちに波風を立てることなく

治療に集中していただきたい…という想いから、公での記載は今はまだ控えていこうと思っています。


もちろん個人的にご質問を受ければ現在の状況や傾向などはお話ししています。


この先、患者さんたちや、不妊治療をおこなっている仲間たちからの意見を伺って、

お知らせした方がみなさんのモチベーションにつながるということがわかれば

そのようにしていくかもしれません。







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