現在主に大阪で行われている「鍼根本治療講座 鳥居塾」が関東でも行われることになりました。その症状はなぜ起こったのか時系列で分析し、患者さんへの日常でのアドバイスを含め、より素早く効果的な治療が行えるようご指導いただけます。
【第一回鳥居塾東京講習会】
日時 :2017年10月15日(日)
午前10時~午後4時
(終わってから質疑応答の時間を設けます)
テーマ:「肩関節周囲炎の治療から自律神経症状まで視野に入れた治療part1」
場所 :東京近郊(追ってお知らせいたします)
肩関節周囲炎は一般的に治しにくい症状とされます。
痛みだけでなく可動域の改善が必要になりますので根本的な対応が求められます。
鳥居塾では、fasciaリリース手技器具「ミオラブ」を使った手法と鍼を併用し最短で目的を達する手法を講習します。
今回肩関節周囲炎をトピックに出していますが、例えば大胸筋の緊張が強く肩甲骨が前方に移動している場合円背になります。
この場合頸椎は前湾を強化されますので頚部の緊張は高くなります。
この状態で上向いて寝られるでしょうか?
横を向いて負担を掛けることになると思います。
上向いて寝れば肩が浮きますので大胸筋は短縮、緊張しています。
同時に胸骨柄には乳突筋が起始しますのでファシアの連鎖による問題も避けられません。
肩関節周囲炎が肩の痛みだけでなくあらゆる愁訴を訴えるのはこのような背景があります。
これらをどこから解決していけばいいのか順を追って説明しその場でお見せします。
当日はお互いにやりあうだけではなく患者モデルを準備しています。
皆様のご参加をお待ちしております。
申し込み方法:以下のメルアドに屋号、氏名、電話番号、参加人数をお送りください
東京世話役 小宮猛史
junten89m@gmail.com
費用:参加費2万円
主催:株式会社MYORUB
以下、鳥居塾の趣旨です。私も現在技術を磨いている最中です。ご興味のある方は是非ご参加ください。
【鳥居塾 講習会の趣旨】
治療技術の向上を目指すプロ鍼灸師、または、以下のような悩みを持っておられる臨床家のための講習会です。
・局所への施術、ツボを頼りにした施術に限界を感じる。
・患者さんが訴える多様な主訴に振り回され、どこから手をつけたら良いのかわからない。
・施術の仕方がパターン化してしまっており、改善される患者さんもいれば、そうでない患者さんもいる。
・「公式に当てはめるような施術は治療ではない。」
一見、同じような症状でも人によってその発症要因は様々。「この症状には”ここ”と”ここ”」というような公式に当てはめるような施術は博打のようなものであり、多様な患者さんに対応できません。
症状というのは、過去から続いている身体の変遷の“いま”この一時を断面として切り取ったもの。諸症状はランダムに現れている訳ではなく、時間の経過とともに進行している身体の構造変化の過程で、最も負担を掛けているところに愁訴として順番に現れているに過ぎません。運動学的連鎖という視点から、患者さんの今までの身体の変化の過程を読み解き、問題となっているであろう部位、アプローチすべきポイントを洗い出していくことが重要。
・「では、アプローチすべきポイントとは?」
痛みや凝りなどの症状を訴える場所の多くは、日頃から常に持続的緊張を強いられ、脱力が出来ない状態にあります。それを脱力できる状態に持っていくことが治療であり、局所ばかりにアプローチしても改善は図れません。患者さんが痛みを訴える部位そのもの以外にも、よく言われる、施術家が押圧して主訴が再現されるような部位(例 / 殿筋群の押圧で坐骨神経痛が再現される等)も同様。そこの筋・筋膜に緊張を強いている要素が他にあり、まずはそこからアプローチすべき。
・「刺鍼へのこだわり」
(1)脱力状態に持っていく
アプローチする部位が決まったとして、単純にそこに鍼をすればよいというものではありません。緊張部位というのは痛みの閾値が下がっており、刺鍼時に感じる痛みを感じることが少なくありません。刺鍼時の痛みがきつければ、交感神経が亢進し、該当部位がより緊張してしまいます。まずは痛みなく鍼を受け入れられるよう、前述の”持続的緊張を強いる要素”を取り除き、脱力状態に持っていきます。その際、ミオラブを用います。(※後述参照)
(2)刺鍼時のポジショニング
脱力状態にもっていければ、次に大事になるのが刺鍼時の患者さんのポジショニングです。硬結を探しやすいから、という理由で該当筋を伸張姿位にして刺鍼するのは、患者さんに痛みを強いてしまいますし、刺鍼後の筋緊張の緩和も図れません。刺鍼後の効果がしっかり出るよう、それぞれの刺鍼部位の姿位の持っていき方が大事です。
(3)どこを狙って刺鍼するのか
刺鍼前のポジショニングができれば、次は実際の刺鍼です。該当部位のどこを狙って刺鍼するのか、明確にしなければいけません。筋と筋の間を狙うのか、骨と筋の付着面を狙うのか、それによって鍼の番手や長さも変わりますし、刺鍼法も変わります。例えば、骨と筋の付着面を狙う場合、一度骨に当ててから刺鍼転向をする必要がありますが、その際は左手の押し手の使い方も非常に重要になってきます。この刺鍼法については、実際の実技で体感してもらわなければ会得できません。
(※)ミオラブについて
筋肉を短時間で弛緩させるために鳥居先生が発明された治療器具です。皮膚との接触面の滑りをなくし、軽い圧で筋肉を弛緩させることができます。刺鍼時の痛みを限りなくゼロに近づけ、刺鍼本数も少なくすることができます。鳥居先生の治療時には必須アイテムとなりますので、お持ちでない方は購入して頂けますよう、お願いします。
お問い合わせ先:塩釜鍼灸治療室
http://tps-torii.com/myorub
(※ミオラブの参照動画をご覧ください)
【第一回鳥居塾東京講習会】
日時 :2017年10月15日(日)
午前10時~午後4時
(終わってから質疑応答の時間を設けます)
テーマ:「肩関節周囲炎の治療から自律神経症状まで視野に入れた治療part1」
場所 :東京近郊(追ってお知らせいたします)
肩関節周囲炎は一般的に治しにくい症状とされます。
痛みだけでなく可動域の改善が必要になりますので根本的な対応が求められます。
鳥居塾では、fasciaリリース手技器具「ミオラブ」を使った手法と鍼を併用し最短で目的を達する手法を講習します。
今回肩関節周囲炎をトピックに出していますが、例えば大胸筋の緊張が強く肩甲骨が前方に移動している場合円背になります。
この場合頸椎は前湾を強化されますので頚部の緊張は高くなります。
この状態で上向いて寝られるでしょうか?
横を向いて負担を掛けることになると思います。
上向いて寝れば肩が浮きますので大胸筋は短縮、緊張しています。
同時に胸骨柄には乳突筋が起始しますのでファシアの連鎖による問題も避けられません。
肩関節周囲炎が肩の痛みだけでなくあらゆる愁訴を訴えるのはこのような背景があります。
これらをどこから解決していけばいいのか順を追って説明しその場でお見せします。
当日はお互いにやりあうだけではなく患者モデルを準備しています。
皆様のご参加をお待ちしております。
申し込み方法:以下のメルアドに屋号、氏名、電話番号、参加人数をお送りください
東京世話役 小宮猛史
junten89m@gmail.com
費用:参加費2万円
主催:株式会社MYORUB
以下、鳥居塾の趣旨です。私も現在技術を磨いている最中です。ご興味のある方は是非ご参加ください。
【鳥居塾 講習会の趣旨】
治療技術の向上を目指すプロ鍼灸師、または、以下のような悩みを持っておられる臨床家のための講習会です。
・局所への施術、ツボを頼りにした施術に限界を感じる。
・患者さんが訴える多様な主訴に振り回され、どこから手をつけたら良いのかわからない。
・施術の仕方がパターン化してしまっており、改善される患者さんもいれば、そうでない患者さんもいる。
・「公式に当てはめるような施術は治療ではない。」
一見、同じような症状でも人によってその発症要因は様々。「この症状には”ここ”と”ここ”」というような公式に当てはめるような施術は博打のようなものであり、多様な患者さんに対応できません。
症状というのは、過去から続いている身体の変遷の“いま”この一時を断面として切り取ったもの。諸症状はランダムに現れている訳ではなく、時間の経過とともに進行している身体の構造変化の過程で、最も負担を掛けているところに愁訴として順番に現れているに過ぎません。運動学的連鎖という視点から、患者さんの今までの身体の変化の過程を読み解き、問題となっているであろう部位、アプローチすべきポイントを洗い出していくことが重要。
・「では、アプローチすべきポイントとは?」
痛みや凝りなどの症状を訴える場所の多くは、日頃から常に持続的緊張を強いられ、脱力が出来ない状態にあります。それを脱力できる状態に持っていくことが治療であり、局所ばかりにアプローチしても改善は図れません。患者さんが痛みを訴える部位そのもの以外にも、よく言われる、施術家が押圧して主訴が再現されるような部位(例 / 殿筋群の押圧で坐骨神経痛が再現される等)も同様。そこの筋・筋膜に緊張を強いている要素が他にあり、まずはそこからアプローチすべき。
・「刺鍼へのこだわり」
(1)脱力状態に持っていく
アプローチする部位が決まったとして、単純にそこに鍼をすればよいというものではありません。緊張部位というのは痛みの閾値が下がっており、刺鍼時に感じる痛みを感じることが少なくありません。刺鍼時の痛みがきつければ、交感神経が亢進し、該当部位がより緊張してしまいます。まずは痛みなく鍼を受け入れられるよう、前述の”持続的緊張を強いる要素”を取り除き、脱力状態に持っていきます。その際、ミオラブを用います。(※後述参照)
(2)刺鍼時のポジショニング
脱力状態にもっていければ、次に大事になるのが刺鍼時の患者さんのポジショニングです。硬結を探しやすいから、という理由で該当筋を伸張姿位にして刺鍼するのは、患者さんに痛みを強いてしまいますし、刺鍼後の筋緊張の緩和も図れません。刺鍼後の効果がしっかり出るよう、それぞれの刺鍼部位の姿位の持っていき方が大事です。
(3)どこを狙って刺鍼するのか
刺鍼前のポジショニングができれば、次は実際の刺鍼です。該当部位のどこを狙って刺鍼するのか、明確にしなければいけません。筋と筋の間を狙うのか、骨と筋の付着面を狙うのか、それによって鍼の番手や長さも変わりますし、刺鍼法も変わります。例えば、骨と筋の付着面を狙う場合、一度骨に当ててから刺鍼転向をする必要がありますが、その際は左手の押し手の使い方も非常に重要になってきます。この刺鍼法については、実際の実技で体感してもらわなければ会得できません。
(※)ミオラブについて
筋肉を短時間で弛緩させるために鳥居先生が発明された治療器具です。皮膚との接触面の滑りをなくし、軽い圧で筋肉を弛緩させることができます。刺鍼時の痛みを限りなくゼロに近づけ、刺鍼本数も少なくすることができます。鳥居先生の治療時には必須アイテムとなりますので、お持ちでない方は購入して頂けますよう、お願いします。
お問い合わせ先:塩釜鍼灸治療室
http://tps-torii.com/myorub
(※ミオラブの参照動画をご覧ください)