JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

イボとりの灸

2023-08-16 | 自分治療
いつ頃からだったか(半年以上は確実)、右まぶたに直径1ミリ・長さ1ミリくらいのイボができていた(イボというのは医学用語ではない。おじいちゃんの首にたまに見つけるあのポチッとした感じのやつとそっくり。脂漏性角化症とか老人性疣贅と呼ばれるものと思われる)。最初は気にしていなかったが場所が場所だけにこのまま大きくなっていったらやだなと思い、昨日(8/15)イボの面積に乗るくらいの大きさの小灸を15壮くらい炷えておいた。炷え方としては途中で消さない透熱(焼灼)灸。チクッという熱さは感じるがぜんぜん大したことない熱さだった。
炷えた後はマジックで印をつけたような黒い色がついていた(これは写真撮る時間なかった…)。炷え終わって数時間後イボを触ってみると、ちょっと細くなってしかも乾燥したようになっていた(痂皮の形成)。
夜遅くの帰宅後、妻から「どうした?黒」と聞かれ、一連の流れを説明した。
明けて起床後、顔を洗って顔を拭いたらイボがとれた。早い、半日で取れた。


施灸前。写真だと白く写ってみえるが実際は肌色



今朝とれた後。うまく写っていないがまっ平になった。とれたやつ探してとっておけばよかった…。色はあとで抜けてくるのでは。とれたことで何よりも右まぶたが軽くなった。重くのしかかっていたものがなくなった感じで眉尻を上げやすくなった(あんな小さなものでも、なくなると差を感じるものなのだということがわかった)。

ちなみに代田文誌著「鍼灸治療の実際(下巻)各論第9.皮膚科疾患・九 疣贅(いぼ)※412頁」に今回の施灸と同じ内容のことが書いてあった。



なお、今回は自分のカラダ(顔)だったのでイボに対する焼灼灸の研究の意味も込めて実施したが、イボに対する施灸は患者さんには頼まれても実施するかはわからない。まず悪性のものでないことを確認しなくてはならない。

【その後※9/8施灸後24日目の状態】



色は少しついているがイボがついてた時よりは全然いい






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