宝石ワラダン品種別紹介シリーズ٩( 'ω' )و

レモンブルーさん
推奨餌・万能葛の葉フード、葛の葉うどん、骨太チップ
宝石ワラダン界屈指の人気品種٩( 'ω' )و
淡いレモンイエローな色合いに、やや青味がかった背中の色彩コントラストが美しい品種。
近縁なタイプにジュピターも存在しておりますが、どちらかと言えばレモンブルーの方が有名です。
両種の見分けポイントは背中の黒っぽい部分の模様に差がありまして、レモンブルーには外殻の繋ぎ目の段差が白っぽいラインに見えるだけなのに対して、ジュピターは段差部分に明確な白っぽい模様が載ります。
写真では光の当たり方などで判別が難しい場合もありますが、原物を直接見比べればわりと容易に区別は付きます。

本種もジュピター同様に葛の葉、もしくは葛の葉ベースの餌を与える事で数日で黄色味が増し観賞性を高めます。
黄色の色揚げがどのような成分によって成されているか現状不明の為、葛の葉以上の色揚げ効果を期待できる餌は無く、そのあたりの研究が進む事も期待されます。
また、葛の葉を全く与えない環境だと
レモンイエローの部分が長い期間をかけて徐々に白く変化する事が多いです。
本種もアンバーダッキーと同じく顔の表情が観察し易く、可愛らしさバツグンです。
基本的な飼育環境としては過度な乾燥に弱く、また床材が濡れるほどのビシャビシャ環境にも弱い為、十分な通気性を確保しつつ濡らし過ぎない環境を推奨します。
特に通気性が悪く飼育ケース内が蒸れる環境だとあっという間にパタパタと倒れてしまいます。
これらの特性から加水量がとても大事になってきますが、文字で具体的な加水量を伝えるのがとても難しいジレンマ(*´-`)
また、蒸れについては飼育ケースの設置してある部屋の空調設備によって条件が大幅に異なってきますので飼育ケース内の工夫ではどうにもならない場合もありますから、部屋の条件を見定めてから飼育ケースの設置位置を決め、最終的な調整として飼育ケース内を工夫する考え方が成功への近道でっす。
そのような訳でワテクシの飼育ケースでは
樹皮とコウヤノマンネンクサを使って
蒸れすぎた時や濡れすぎな時には
レモンブルーさんがコウヤノマンネンクサに登って自分の力で通気性の良い場所に逃げられるようにしています。
逆に乾燥気味になったり適切な湿度環境のときには樹皮と床材の間で落ち着けるようにしてます。
つまりは生き物自身の判断で行きたくなる逃げ場を用意してる訳ですね。