(今朝の朝顔)
「同じ演奏の聴き比べ」という変なタイトルになりました。
毎日曜日の夕方、クラシックの時間、先週と今週で、ブラームスのピアン協奏曲第2番を聴きました。
指揮はアバド、ピアノはポリーニ、オーケストラはウィーンフィル、録画・録音は1976年という演奏です。
実は先週聴いた(観た)のは、スカパーの無料放送を録画した映像で、昨日はLPの演奏を聴いたのです。
つまり、全く同じ演奏の映像版と、録音(LP)版というわけです。
LPはもともと持っていて、映像は最近スカパーの放送を録画したものです。
(アマゾンサイトより転載したLPジャケット)
同じ演奏ですから、聴き比べというのも変ですが、視覚の有無や音質の差ははっきり出ました。
映像があると、やはり臨場感がでます。それと音はかなり明確でした。一方、LPは、音のメリハリがしっかりして
それとLPの持つ音のソフト感いいですね。
それにしても、まだ若いころのアバドとポリーニの演奏は、若さの出た迫力ある演奏というよりは、この曲の持つ
重厚さをしっかり表現した、さすが天才の組合せ、じっくり楽しめました。
それにしても、1976年といえば、まだビデオデッキが発売され出した時期で、しかもまだ音はモノーラルの時代、
映像付きコンテンツが売れる時代ではなかったと思います。CDもまだの時代です。
おそらく、レーザーディスクの開発時期で、そのテスト用映像として録音・録画されたのでしょうね。そこからLP
がまず発売され、そして後に映像としてレーザーディスクで発売され、それが映像として放送されたのでしょう。
それにしても、映像とアナログ録音の二つで楽しめた、とても珍しいケースの気がします。
(「それにしても」の連続でした(汗))
ついでに、もう一度、それにしても、録音・録画用機器は、カセットデッキから始まって、オープンリールデッキ、
VHSのビデオデッキ、8ミリのビデオデッキ、DVDデッキ、ブルーレイデッキといろいろ使いましたが、再生専用の機器は
あまり使っていないです。
CDやレーザーディスクの再生専用デッキは買ったことがないのです。そうそう、MDも使ったことがありません。