(amazonHPより転載)
今回は一月ほどかかってしまいましたが、クリスティーの作品「フランクフルトへの乗客」を読み終え
これで、クリスティー作品全巻読破まであと3冊となりました。
先の記事(過去記事)でも、ご紹介したように、クリスティー作品は5つに分類でき、今回の作品は
④特定の探偵がいない作品(恋愛物6作品を含みます)に分類されます。
しかも今回は、推理物というより、サスペンス物に分類されるのでしょうか?世界で若者を中心とした
不満分子が暴動を起こすのを、諜報活動により鎮圧を図るという、クリスティーの作品のなかでも
珍しいタイプの作品です。
1970年頃の作品ということで、晩年の作品でもあり、年代的には新しい作品です。今のISなどのテロを
想像させる作品で、かなり現在と通じる作品となっています。
もっとも、結末は、どうもこれは?という気もして、ちょっと欲求不満に終わりました。
クリスティー作品、残り3冊、短編物、ミス・マープル物、そしてポアロ物、各1冊です。最後まで
楽しみます。