行書による四体千字文の臨書、最近の作品の紹介です。
(手本)
(作品)
【意味】
杜稾鍾隸(とこうしょうれい)とはそうをつくりしょうはれいをつくり:杜操(とそう:漢の宰相)が初めて草書を考案し
鍾繇(しょうよう:魏の大夫)が隷書を作った
漆書壁経(しっしょへきけい):うるしがきかべのなかのふみ:漆書は漢の霊帝が高山の石室から得たという、漆で書いた書籍、
壁経は孔子の家の壁からでたという経書(孔子の漆の文字もある)
府羅將相(ふらしょうしょう)ふにはしょうしょうをつらね:政府には将軍と宰相が連なって政務を行い
路俠槐卿(ろきょうかいけい)みちにはかいけいならぶ:大路には三公・九卿(中国の昔の官名)の車馬が列をなしている(公卿屋敷が並んでいる)
今回は、これまで使っていた硬めの筆に代えて、羊毛の柔らかい筆を16文字全部で使ってみました。
墨を多く含んで、特に細い部分が書きづらく、結構苦戦しました。
行書の次は草書、柔らかく筆を使う練習も少しづつしたいと思います。この後は、従来の筆と新しい筆を交互に使う予定です。