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『リスペクト』

2021-11-08 20:51:39 | 映画
                               公式サイトhttps://gaga.ne.jp/respect/
 アレサ・フランクリンの生涯を描いた作品です。
主演のジェニファー・ハドソンはアレサ本人から指名されていたそうです。
 1952年10歳になるアレサは牧師の父が開くパーティーで歌声を披露していた。父はアレサの才能に気付き歌手としてコロンビアレコードからデビューをさせた。
しかし、アレサは父の束縛を嫌がるようになっていった。 アレサは以前からフランクリン家に出入りしていたテッドと恋仲になり父に逆らい家を出てテッドと暮らし始める。
テッドはアレサのマネージャーとなりヒットの出ないアレサをアトランティックレコードに移籍させる。
そこで初めてアレサは自分に合う音楽と出会いヒットを飛ばすようになる。 だがその頃からテッドの態度が高圧的になりアレサに暴力を振るうようになってきた。
 アレサはヨーロッパツアーでオーティス・レディングの『リスペクト』を「すべての不当な扱いを受けている人に捧げます。」と言って歌い上げた。

 アレサにこんな歴史があったとは知りませんでした。
私が知っていたのはアレサは牧師の娘で幼い頃から教会で歌っていたことぐらいでした。
 歴史的に有名なキング牧師と交流があったり、不当な扱いを受けている人たちのために戦ったりしていたことは知りませんでした。

この映画は傷つき悩んだ末にアレサが教会でゴスペルを歌い それをレコーディングするところで終わっています。
そうなんです
 6月に観たドキュメンタリー映画『アメイジンググレイス』がまさにそれだったんです。

あの映画の中でのアレサの表情が暗く父やゲストに会ってもあまり嬉しそうな表情を見せなかったので違和感を感じていたのですが この映画を観て背景の事情が分かりました。
当時のアレサはアルコール依存症から立ち直ろうとしていた時期であり 父との関係もあまり良い状態ではなかったようです。
 また『アメイジンググレイス』の中でゲストとして登場した歌手との関係もやっと分かりました。
この2作品を一緒に観ることでアレサ・フランクリンの人間像がより深く分かるような気がします。 どちらを先に観るのがいいのか・・・う~ん、分からないけどぜひ両方を観ていただきたいです。
コメント (2)
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