レコーダー録画鑑賞「凪のあすから」

　CSで2夜連続一挙放送したもの、後半13話分昨日一日で一気に視聴完了(爆)。黙々と本でも読むように観ていたダンナと自分でした(汗)。

　少女漫画っぽい恋愛ものは昔から「なんでここで好きって言わないの」的なイライラ感を持ってしまうので、あまり読んだり観たりはしないほう。それなのに恋愛に戦いやファンタジーが絡むと、張り切って観てしまう面倒くさい性格でして(爆)

　オリジナルでしかも2クールもの、そして周囲の評判も高かったのでまずは観てみることに。そして、海村のあまりの美しさに心鷲掴みされました。背景のグラフィックが素晴らしいうえにキャラクターの作画レベルも平均して高く、微妙な感情の揺らぎが丁寧に表現されていて、いつの間にか作品世界にどっぷり浸っていたのでした。

　一番すごいと思ったのが、子ども達(大人)の恋愛模様と地球規模の天候異変が同じレベルの重要さで描かれたことです。互いを思いやる子ども達の努力が地上も海も救った形の結末、絶大な力を持ち神様と呼ばれてはいるものの、感情に左右される、実は人間と変わらない存在だったうろこ様。きっと心の安らぎを得られたのではないかと思っています。

　前半13話と後半13話の切り替えも素晴らしかったです。海村仲良し4人組のうち、ちさきだけ5年歳を取らせるある意味残酷な展開もグッときました。小学生2人が中学生になったこともすごく良かった。

　自分的には一番好きだった美海の思いが届けば最高でしたが、さすがにそれはなかったですね(泣)。後半の美海はまなかが眠り姫だった代わりのメインヒロイン的存在でとてもキレイでかつ可愛かったです。

　とはいえ、光をはじめとするメインの子供達から、周囲の大人達まで無駄なキャラクターが一人もいない、皆愛すべき人達でした！資料本今更欲しいなと思ってみるも、限定販売(一般流通じゃない)のでもう買えず…悲しい(涙)

　せっかくの美しい映像なので出来れば劇場版に再編集して公開してもらえたら嬉しいです。