たまてばこ新聞

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レコーダー録画鑑賞「デス・パレード (デス・ビリヤードふくむ)」。

2015年04月10日 23時21分09秒 | TVアニメ鑑賞記録
 たった今最終回を観終わりました。序章とも言えるデス・ビリヤードが追い詰められた人間の感情を生々しく描いていて、声優さんの演技も素晴らしく、これはおもしろいと思って観始めたのですが。

 途中から、デスゲームより裁定者の側を描くようになり急速におもしろくなくなって続けようかどうしようか迷いました(汗)。ゲーム自体の緊張感に惹かれていたのに、その裏側を描くことにあまり意味を見出さなかったので。単発のショートストーリーではない1クールの作品にした場合、大きい流れを作らないと12話分作れないと考えたんだろうなぁと察し(苦笑)

 でも、裁定者の内部事情よりは、ゲストキャラのギリギリの感情をもっと見たかったです。

 もやもやしたままの最終回。それがまた意外に良い話にまとまり、ちょっとビックリ(爆)。デキムの傍にいた女性、知幸の感情に心揺さぶられ、人形でしかなかったはずのデキムに変化が。裁定者であることは変わりなく、行う仕事も何ら変わりない日常(?)に戻ったものの、おそらくは人間の心情に寄り添った裁定をするのだろう、というある意味ハッピーなエンディングでした。

 感情の芽生えたデキムの微妙な変化を前野君がとても上手に表現していてとても良かったです。ぶっちゃけ、ヨナのハクよりはデキムの演技のほうが好み(おい)。

 裁定者も反抗したい、自我を主張したいと願っているようですが、神様(それとも閻魔大王様?)はそんなもの要らん、事務的にこなしなさいと仰っていましたが今後どうなるのでしょうね。

 作画が毎回キレイで、それもあったから毎回観ていられたんだと思います。今度オリジナル新作作る時はたとえ1クールであっても説得力をもった一本筋の通ったお話にして欲しいです。せっかくのスタッフ力がもったいない…。
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