ミステリー小説が原作、広樹君が出演、などなどの理由で視聴開始しましたが、結局一番印象に残ったのは作品の舞台でした(爆)。
小学校2年から3年間暮らしたことのある旭川。そこかしこに懐かしい景色が登場、そちらのほうにばかり気をとられていましたね(おい)。町レベルの地名は住んだことがある人なら思わず手をたたいてしまうと思います。そういう、ローカルな聖地的な、観光案内のような情景の使い方がとても上手でした。
作画も毎回レベル高く、脚本も丁寧。櫻子役の伊藤静さんの演技もとても良かったのですが、アニメ自体には最後まで物語には入り切れずに終わりました(汗)。櫻子の常人離れした趣味嗜好や過去に捕われ過ぎな性格があまり好きになれなかったのと、もう一人の主人公である正太郎の声と、彼と櫻子の関係がやはりどうしても好きになれなかったからだと自分的には分析しています。
正太郎だけはどうしてもダメだった…(大汗)
そして、楽しみにしていた広樹君の出演は本当少なかったですし(泣)。でも親友を救う回の内海巡査はすごく男前でした!
どうやらラスボスらしい、花房という人物(CV.子安君)はチラ見せでおしまい。何とも残念な終わり方で、大人の事情はわかるものの不消化感が拭えません。ハマれば続きを原作で読みたくなるのですが、今のところ思わないので(汗)
ひとつひとつの話自体は地味ながら心温まるものばかりだっただけに、何かいろいろ勿体無いアニメでした。