たまてばこ新聞

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「虐殺器官」読了しました。

2018年01月29日 13時40分23秒 | ノベルス
 風邪のおかげで寝床読みがはかどりまして(爆)。だいぶ前から少しずつ読み進めていたこの本を読了することが出来ました。いや、とにかく難しかった。

 自分的には、劇場版アニメの補完的な意味合いでの読書だった訳ですが、確かにアニメの映像ではわかりにくいテクノロジーやクラヴィスの心情の細かい変化などをより深く理解出来ました。小説はクラヴィスの一人称というのも良かったです。

 しかし、斜め読みの早読みな自分は一番のキーワード「虐殺の言語」がなんなのか全然さっぱりわかりませんでした(汗)。勿論、わからないからこそ「どんな文法なのだろうか」と考察するのも楽しみ方なのだと思いますが。ジャン・ポールの頭の中覗いてみたい…(おい)

 SF的な難しい設定を省き、愛した女性に過去の罪を赦してもらいたかったクラヴィス、愛した男性の妻子の死を悔やみ怯え続けるルツィア、妻子が死亡する瞬間、愛人と共にいた自分を憎み続けるジャン・ポール、彼らの悲しい恋物語と考えれば、感情移入も難しくありません。

 マクロとミクロ、双方のドラマが絶妙のバランスで紡がれたストーリー。アニメが無かったら決して触れることが無かったこの作品に出合えたことの幸運に感謝します。またアニメ観たいなぁ。

 そして、現在「ハーモニー」も読書中~。
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