清水高原にて 2013年9月16日発行
8月30,31日に長野県東筑摩郡山形村の高原に行ってきました。
暑い東京とは違い涼しーい所でした。
ノリウツギ
此処、松本から松本電鉄の波多駅から車で30分くらい登った清水高原別荘地は
ノリウツギの木がいっぱいの場所でした。
ミヤマママコナも群れ咲いてました。
よく見るとこんな花
夜は満天の星!。宿で歌仙を巻きました。女性4人でしたが統一さんも来られたらよかったですね。
歌仙「信濃の色」
あふれ湯も信濃の色よ秋涼し 古賀直子
月のゆたかに集う草の戸 星 明子
この辺り萩のこぼるる道ならん 玉木 祐
旗振人形交通規制 藤尾 薫
町工場残業つづく昨日今日 明子
冷やし西瓜は大切りにする 直子
ウ
歌声はキャンプファイヤー子供達 薫
空も林も音無く二人 祐
見つめあい頬を寄せあい抱きあい 直子
カップはジノリホットコーヒー 明子
吃水線すれすれに行くロシア船 祐
高く売れたわ中古の車 薫
霙酒杯あけて夢の内 明子
寒念仏の堂に月照る 直子
やせ犬の通り過ぎゆく城下町 薫
床の間に見る贋作の軸 祐
六方を踏んで役者の花衣 直子
魚島時の浜のざわめき 明子
ナオ
ふるさとはぺんぺん草の屋根ばかり 祐
ズウズウ弁の友のやさしさ 薫
還暦のマラソン大会先頭に 明子
脛のすり傷僕の勲章 直子
梅雨晴間十字架映す水たまり 薫
トマト投げ合う異国のフェスタ 祐
あっあの娘ビビッときたよ追っかけろ 直子
雀逃がしていとし紫 明子
後朝の襲の袖をぬらす文 祐
レトロなポスト駅のめじるし 明子
胡弓泣く月が揺れてる風の盆 薫
今年絹織る機を調え 直子
ナウ
落鮒を吊るし燻ゆらすいろり端 祐
亭主しつらう懐石料理 薫
消費税増税如何に思案中 直子
歩きながらのスマホ検索 明子
爛漫の花を求めて北上す 祐
小川さらさら山笑う頃 薫
平成二十五年八月三十日首尾 於信州・山形村「高原の宿きよみず」
ツリフネソウ(山道で)
翌日散策の後、時間はあまりなかったのですが、2句表考案の統一さんに敬意を表し
二句表を巻きました。
二句表 「八月尽」膝送り
落葉松の林をたどり八月尽 玉木 祐
初茸の出る別荘の裏 藤尾 薫
ウ
けいたいの電池切れたる良夜にて 古賀 直子
ただ吹く風に心遊ばす 星 明子
太筆にたっぷりと墨雲を描く 薫
天窓の星またたく囲炉裏 祐
しのぶれば東の方に鐘冴ゆる 明
五条大橋渡りあいびき 直
ナオ
医学生バイトでホストナンバーワン 祐
マイノリティーの奉仕活動 薫
乾杯は麦酒砂漠の砂嵐 直
遠雷去りて月は車窓に 明
犬二匹調教しつつ散歩する 薫
ゴヤの魔女見る土曜日の家 祐
ナウ
花の下重箱広げ師も集う 明
ぶらんこを漕ぐ子等の歓声 直
平成二十五年 八月三十一日 於清水高原 星亭山荘にて
シロヨメナ(山道で)
又いつか修学旅行をしましょうね。
あずさででのんびり電車の旅も良かったですね。
有難うございました。