無名会4月4日 2009年4月22日発行
しろやまぶき
今年寒さがぶり返したせいかソメイヨシノは長く保ち八重桜がすぐ咲き出しましたね。
今はもう躑躅が。春はあわただしく過ぎて行きます....。
今年無名会は十周年を越えたそうです。
そこで無名会を立ちあげた皆様にいらして頂き
私どもも交じって初夏の連句会を開くことにいたしました。
行き届かないところもあるかと思いますが、関係者の皆様何卒よろしくお願い申し上げます。
5月17日(日曜日)午前11時~午後4時
多摩市関戸公民館8階第3会議室にて
(京王線聖蹟桜ヶ丘下車5分)
二句表「西の山」 膝送り
帰るさは暮れかねている西の山 星 明子
沈丁の香にしばし佇む 峯田政志
ウ
ケータイの待受け猫が鳴き出して 玉木 祐
葛饅頭の嬉しおもたせ 藤尾 薫
更衣落さぬように財布入れ 明子
定額給付地方スタート 宮澤佳子
夕月夜レミーマルタン呷りつつ 政志
熱き吐息は吾亦紅なり 薫
ナオ
薩摩なる出水里の自然薯(やまのいも) おおた六魚
リヤカー曳いて朝市のばば 祐
初孫にキテイ柄付きマスクあげ 佳子
大きなくしゃみ月も驚く 梅田 實
弾道弾発射されるも聞きながす 明子
馬鹿ほどいばる国の付き合い 古谷禎子
ナウ
面白うてやがて哀しき花の宴 祐
巣立ちの雛をそっと見送り 佳子
起首 平成二十一年三月十五日 首尾
二句表「賀寿の宴」 膝送り
万愚節ころり忘れて賀寿の宴 峯田政志
一番星に祈る永き日 玉木 祐
ウ
エントリー親子揃ってマラソンに 梅田 實
竿に広がる大小のシャツ 宮沢佳子
郭公を始めて聞いた厨内 星 明子
医者のすすめで青魚食ふ 太田六魚
月の出の海にさざ波貝のうた 古谷禎子
盆休みには野崎参りに 志
ナオ
想い寄す娘義太夫酌む新酒 祐
四畳半にてまんじりもせず 實
絵葉書に鷹匠描く便りうけ 佳
雪に足跡たどりゆく月 明
特急のトンネル抜ける音がして 六
お化けの話民話どろろろ 禎
ナウ
持ち歩く護符の真神に花吹雪 祐
子らの叫びのいつものどらか 執筆
平成二十一年四月四日 於 ベルブ永山
ひめりゅうきんか
二句表「夢いくつ」 膝送り
しゃぼん玉この世あの世の夢いくつ 六魚
道にほうほう遊ぶ鳥風 禎子
ウ
蘊蓄もほどほどにしてにこやかに 政志
殿様蛙照れ笑ひおり 祐
写メールに水着姿を写されて 實
メタボ気にして止めるとんかつ 佳子
月降りてくる気配かや雫石 明子
紅葉且散り奉納歌仙 六魚
ナオ
秋の暮れ想夫恋弾く庵あり 禎子
うわなりを連れ逃避行する 政志
縮緬の炬燵に入るしっぽりと 祐
氷柱も下がる軒を洩る月 實
ノークラのスポーツカーを乗り回し 佳子
口笛吹いて野越え山越え 明子
ナウ
生けるもの象も麒麟も花吹雪 禎子
日永の空もいつか暮れゆき 執筆
平成21年4月4日ベルブ永山
しろやまぶき
今年寒さがぶり返したせいかソメイヨシノは長く保ち八重桜がすぐ咲き出しましたね。
今はもう躑躅が。春はあわただしく過ぎて行きます....。
今年無名会は十周年を越えたそうです。
そこで無名会を立ちあげた皆様にいらして頂き
私どもも交じって初夏の連句会を開くことにいたしました。
行き届かないところもあるかと思いますが、関係者の皆様何卒よろしくお願い申し上げます。
5月17日(日曜日)午前11時~午後4時
多摩市関戸公民館8階第3会議室にて
(京王線聖蹟桜ヶ丘下車5分)
二句表「西の山」 膝送り
帰るさは暮れかねている西の山 星 明子
沈丁の香にしばし佇む 峯田政志
ウ
ケータイの待受け猫が鳴き出して 玉木 祐
葛饅頭の嬉しおもたせ 藤尾 薫
更衣落さぬように財布入れ 明子
定額給付地方スタート 宮澤佳子
夕月夜レミーマルタン呷りつつ 政志
熱き吐息は吾亦紅なり 薫
ナオ
薩摩なる出水里の自然薯(やまのいも) おおた六魚
リヤカー曳いて朝市のばば 祐
初孫にキテイ柄付きマスクあげ 佳子
大きなくしゃみ月も驚く 梅田 實
弾道弾発射されるも聞きながす 明子
馬鹿ほどいばる国の付き合い 古谷禎子
ナウ
面白うてやがて哀しき花の宴 祐
巣立ちの雛をそっと見送り 佳子
起首 平成二十一年三月十五日 首尾
二句表「賀寿の宴」 膝送り
万愚節ころり忘れて賀寿の宴 峯田政志
一番星に祈る永き日 玉木 祐
ウ
エントリー親子揃ってマラソンに 梅田 實
竿に広がる大小のシャツ 宮沢佳子
郭公を始めて聞いた厨内 星 明子
医者のすすめで青魚食ふ 太田六魚
月の出の海にさざ波貝のうた 古谷禎子
盆休みには野崎参りに 志
ナオ
想い寄す娘義太夫酌む新酒 祐
四畳半にてまんじりもせず 實
絵葉書に鷹匠描く便りうけ 佳
雪に足跡たどりゆく月 明
特急のトンネル抜ける音がして 六
お化けの話民話どろろろ 禎
ナウ
持ち歩く護符の真神に花吹雪 祐
子らの叫びのいつものどらか 執筆
平成二十一年四月四日 於 ベルブ永山
ひめりゅうきんか
二句表「夢いくつ」 膝送り
しゃぼん玉この世あの世の夢いくつ 六魚
道にほうほう遊ぶ鳥風 禎子
ウ
蘊蓄もほどほどにしてにこやかに 政志
殿様蛙照れ笑ひおり 祐
写メールに水着姿を写されて 實
メタボ気にして止めるとんかつ 佳子
月降りてくる気配かや雫石 明子
紅葉且散り奉納歌仙 六魚
ナオ
秋の暮れ想夫恋弾く庵あり 禎子
うわなりを連れ逃避行する 政志
縮緬の炬燵に入るしっぽりと 祐
氷柱も下がる軒を洩る月 實
ノークラのスポーツカーを乗り回し 佳子
口笛吹いて野越え山越え 明子
ナウ
生けるもの象も麒麟も花吹雪 禎子
日永の空もいつか暮れゆき 執筆
平成21年4月4日ベルブ永山