無名会6月 2015年6月16日発行
梅雨に入りました。各地で、豪雨や洪水被害、突風 雹にみまわれてますが、
昔から梅雨ってこんなにお天気がおかしかったんですかねぇ?
じとじとの長雨というのが私の梅雨のイメージでしたが・・・。
無名会は6月6日に統一さんからいただいた句(統一さんは欠席)を発句にして二十韻を巻きました。
アジサイに似ているけど、いい匂いがします。ハナムグリが集まるわけですね~。
二十韻「七変化」 膝送り
七変化活けて生きづく八十路かな 坂本統一 仲夏
風呂茶ゆったりめでる松風 古賀直子 三夏
名刀の匠の技を展示して 星 明子
猫伸びきって隙をすり抜け 玉木 祐
ウ
振り向けば籬の上に望の月 藤尾 薫 仲秋
新酒土産に又も会いたし 明子 晩秋
肩抱きて肌にさらさら今年絹 直子 三秋
前歯生えそめ嬰児の笑み 薫
映画見て夢にまでみる寄生獣 祐
動物園は閉園のベル 直子
ナオ
二次会の話はつきず冬障子 明子 三冬
ひとり湯の宿月と河豚汁 祐 三冬
コメディアン小説書いて賞も得て 薫
山から山へ渡る吊り橋 明子
尼様の床に恋文ひそませて 直子
セーラー服の胸がまぶしい 薫
ナウ
レマン湖の船上に描く水彩画 祐
金髪なびく畑を打つ人 直子 三春
木遣唄声をそろえて花の下 明子 晩春
乗込鮒の浅瀬さわげり 祐 晩春
平成二十七年六月六日首尾 於関戸公民館第三学習室
花ザクロ
タチアオイ