2013年12月無名会 2013年12月10日発行
(西洋ヒイラギの実 )=クリスマスホーリー
冬になりました。12月の声を聞くと何故か「今年ももう終わりか~」とやるせない気がするのは
編集子だけですかねぇ。
今回は久しぶりに禎子さんも無名会に参加していただき、連衆は6名。
(女性6人でしたから賑やかでしたよ~(^_-)-☆) それで2巻巻けました。
二十韻「文鳥」膝送り
文鳥の指離れ飛ぶ漱石忌 仲冬 自 藤尾 薫
Gパン干され三寒四音 三冬 場 玉木 祐
満点の答案父にほめられて 自他 古賀 直子
扉押しあけわれ先に行く 自 星 明子
ウ
望の月肩寄せあって老男女 仲秋 他 武田 克子
おしろいばなのほろりほんのり 三秋 場 古谷 禎子
日本海の釣瓶落の浜にいて 三秋 自 祐
かがり火赤く鬼太鼓を打つ 自 薫
峠来ておにぎりわける旅仲間 自他 明子
パリで迷ってコマッタネブー 自他 直子
ナオ
竹籠に桑の実摘んでおままごと 仲夏 他 克子
翼の端に透ける夏月 三夏 場 禎子
本も飽きワイン片手に洋画見る 自 薫
ガラス越しにて口づけの君 自他 祐
神父さま彼は私の命です 自他 直子
昨日のことは皆忘れる 自 明子
ナウ
顔皺も美貌のひとつキャロライン 他 克子
磯の白々若布刈る蜑 三春 他 禎子
花の下吹奏楽の列がゆく 晩春 場 祐
陽炎のたつディズニーランド 三春 場 執筆
*コマッタネヴー=コマンタレヴー(COMMENT ALLEZ VOUS)
:フランス語
12月7日首尾 於聖蹟桜ヶ丘ヴィータ 創作室
(高幡不動山の紅葉11月27日)
『雲の手』
遠富士に雲の手のびる竜の玉 玉木 祐
庭掃きおえて浸る冬至湯 藤尾 薫
縫いかけの針仕事する縁にいて 星 明子
となりの猫がのっそりとくる 古賀 直子
ウ
月天に光り輝くこの世界 古谷 禎子
ほほよせ合って秋の声きく 武田 克子
栗飯はあなた好みに味をつけ 直
上手風吹く石垣の島 祐
賑やかな民族舞踊衣装映え 薫
アパルトヘイトの巨星墜ちしと 明
ナオ
子等の追う天道虫が羽ひろげ 禎
宵涼しとて仰ぐ金輪 祐
高塔の好きなあなたとドバイ行き 克
君の瞳にワインで乾杯 薫
本郷の路地の坂道下駄の音 明
へへののもへじ塀に落書き 直
ナウ
おすまし屋神のあぐらゐ真似てみる 禎
飛魚漁の朝のさざめき 明
幼などち三々五々の花の家 禎
犯科帳よむうららかな午後 執筆
平成25年 12月7日 首尾
於聖蹟桜ヶ丘関戸公民館にて
高幡不動山にて
今年もぽつぽつとやって参りました。お付き合い有難うございました。
2013年はこれで収めます。また来年お会いしましょう。
See You Again・・・。 Au revoir 。 Hasta Luego。