無名会4月 2015年4月20日発行
花は終わったのに肌寒い日や雨もよいの日が続いて、はっきりしないお天気です・・。
今年は関東は日照時間が少ないそうですね。
でも自然はどんどん季節を追って進んで行ってしまいます。ハナミズキも咲き始めましたね。
例会は3人でスタート。祐さんは所要ありでしたが8句までお付き合いくださいました。
あとは両吟です。
二十韻「便り」膝送り
再会の便り届くや春の暮 藤尾 薫
縮尺地図にある製茶場 玉木 祐
メーデーの列に一族引き連れて 古賀 直子
自慢の犬に着せる洋服 薫
ウ
瓦斯燈に心かよわせ寒の月 祐
ホットレモンのようなくちづけ 直
朝日さすベッドのなかの睦みごと 薫
電話の小声聞き取りにくい 祐
満員の電車次々山手線 直
サリン裁判いつまで続く 薫
ナオ
薬屋の爺さまの吹く祭笛 直
ひさびさ食す土用鰻よ! 薫
手をつなぐジェットコースター縁結び 薫
年の差なんて超えてひょんの実 直
月光に杯を干す紅葉の賀 薫
秋の扇に一句したため 直
ナウ
シスターの園長先生みんな好き 直
修道院の尖塔が見え 薫
盤上の駒に花散る王将戦 直
風やわらかに海光る頃 執筆
首尾 2015年4月18月(土)於 聖蹟桜ヶ丘ヴィータ創作室
空をゆく一かたまりの花吹雪 高野素十
一旦は赤になる気で芽吹きをり 後藤比奈夫
上の句おかしくありません?にやりとしますよね。
生まれる時は赤ちゃん、バラの芽、赤芽樫とか紅葉が思い出される・・・。
*来月の無名会は9日だそうです。お元気でお過ごしくださいませね~。再見