無名会

連 句 で 遊 ぼ う!
楽しくなければ連句ではないよね。

無名会5月続

2010-06-08 22:18:20 | Weblog
無名会5月続き2010年6月8日発行

  今回は五月の後半に巻いた2巻ご紹介します。
  東京タワーからスカイツリーへ。時は過ぎ行く・・・ですね。

二十韻「スカイツリー」
  スカイツリー伸びゆく街や五月場所     おおた六魚
   浴衣の背に太き藍文字           古賀直子
  棟梁に職人の技ほめられて          玉木 祐
   寄木細工に隠す宝石            藤尾 薫

  きらめきて月の照らせる二本松        星 明子
   女護が島では西鶴祭り             六魚
  新走ぐいと飲ませて燃えさせて          直子
   アドレス変えてドロンきめこむ          祐
  鬼太郎はねずみ男をよく許す            薫
   借金返しほっと一息              明子
ナオ
  礼参り八十八か所脚絆着け            六魚
   月に響けと寒柝を打つ             直子
  義太夫の人形遣いにささやいて           祐
   ドラマの筋は荒唐無稽              薫
  缶けりのあの日の頃に恋を知る          明子
   漫画いろいろめくる後朝            直子
ナウ
  ポニョ生んだ宮崎駿賞を受く            祐
   旗翻る春鰯漁                 明子
  花びらは行楽御膳散りかかる            薫
   お玉杓子を掬う幼児              執筆


平成22年5月16日首尾  於関戸公民館第三学習室



  二十韻 「忘れ潮」

  いっぴきの蟹引かれ行く忘れ潮       玉木  祐
   海辺に群れる金雀枝の色        おお田 六魚
  公民館合唱の曲コピーして         星  明子
   息を大きく吸って吐いてね        古賀 直子

  胸病みの床から眺め望の月         藤尾  薫
   ありのみ持って逢いに来て欲し          祐
  肩寄せて夜長の寄席のはねたあと          明
   仕方噺の帯を解くやら              魚
  食べごろはもうそろそろと鍋の中          直
   立候補者は体育会系               明
ナオ
  寒弾の三味の稽古のはげしくて           薫
   瞽女の親子に狐火の月              祐
  そもそもは隣の噂酒の宴              魚
   嫁にゃ負けぬとパックペタペタ          直
  鐘の鳴るセーヌ河畔にキスされて          祐
   尼様ひそと産院に行く              直
ナウ
  大統領高い慰謝料へっちゃらで           薫
   我が家の軒に燕とび来る             薫
  行く手には花も現れ迎えらる            明
   空港に着く春暁のとき             執筆


   平成22年 5月16日 首尾

               
           
                  コメント待ってまーす。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。