Con Brio 楽譜と趣味の道具箱 

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ワイエス展

2013-05-11 | アート&クラフト

念願の「アンドリュー・ワイエス 水彩・素描展」へ。

 ワイエスは以前から好きな作家で、卓越したデッサン力と水彩技法、陰影の扱いや空気感、そして静けさと懐かしさを感じさせる画風に魅かれます。

 

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 先日の「ミュシャ展」と比べると、まるで貸し切り状態(笑)のようだったので、鉛筆や水彩筆の筆致や色の重なりまで1枚1枚じっくりと観ることができました。素描の素早い線、軽い線、紙が凹むほどの筆圧で描いた線、水彩の絶妙なにじみやぼかし、ドライブラシ、ペインティングナイフの鋭い扱い方など。。。顔を近づけて観ているうちにけっこう時間がたってしまいました。満足。

 

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◆「青い計量器」(水彩) ※今回はこのクリアファイルを記念に購入

 

 なお、せっかくなので近くの国営ひたちなか海浜公園の「ネモフィラ」も観てきました。一面淡いブルーの丘は絶景!

 

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 (2013.05.10 訪問)

 


ラファエロ展

2013-05-09 | アート&クラフト

 今年はルネサンス三代巨匠の展覧会がありますが、まずは「ラファエロ展」へ。

連休中はかなりの混雑だったようです。

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 お恥ずかしいことに今までラファエロの作品といえば「アテネの学堂」くらいしか思い浮かびませんでした。

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◆アテネの学堂

 今回ラファエロの作品をゆっくり観ることができましたが、展覧会のタイトルにある「ルネサンスの優美(グラツィア)」という言葉がぴったりです。特に人物像における手の表情、描き込まれた毛髪や着衣の刺繍、装飾品など、端正というか整然というか、すごいです。いっしょに展示されている他の作家の作品と比べるとなおさら。。。

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◆「大公の聖母」

 

 「ダ・ヴィンチ」「ミケランジェロ」と、今年は「ルネサンス三代巨匠制覇」の年にしようと思います(笑)。 (2013.05.08 訪問)

 

 

 

 

 

 

 

 


歌劇「イーゴリ公」序曲 (A.ボロディン) 

2013-05-07 | 出版楽譜:齋藤行 吹奏楽アレンジ作品

「ミュージック・ベルズ」さんより発売中 (販売ページへ)

 《イーゴリ公》は「ロシア五人組」のひとりボロディンの唯一の歌劇で、中世ロシアの叙事詩を題材にキエフ公国のイーゴリ公の勇壮な戦いを描いています。しかしボロディンの死により作品は未完に終り、リムスキー=コルサコフとその弟子グラズノフがこの序曲を含め遺稿を整理・補筆して完成しました。この「序曲」は、歌劇の中のいくつかの旋律をもとにソナタ形式で構成されており、「ダッタン人の踊り」とともに演奏される機会が多い作品です。

 この編曲(齋藤行)は1995年に青山学院大学が吹奏楽コンクールの自由曲として演奏した時のスコアに若干の改訂を加えたもので、全曲は2004年の青山学院大学OB吹奏楽団第10回定期演奏会で演奏されました。

 大学や一般バンドなど大編成による演奏を想定した編成となっていますが、楽器や音を適時選択することによって中学や高校の中編成バンドでも演奏可能です。

※後半部分のクラリネットの運指等を考慮し原曲の長2度下に移調された編曲となっています。


劇付随音楽「アラジン」組曲 (C.ニールセン)

2013-05-07 | 出版楽譜:齋藤行 吹奏楽アレンジ作品

「ミュージック・ベルズ」さんより発売中 (販売ページへ)

 「アラジン」はデンマークを代表する作曲家カール・ニールセンが同名の劇のために書いた付随音楽(全31曲)ですが、この中から演奏会用組曲として7曲で編まれたのが「アラジン組曲」です。

 この編曲(齋藤行)は1988年に青山学院大学が日本で初めて吹奏楽版による「アラジン」を演奏した時のスコアに若干の改訂を加えたもので、同大学はこの年に吹奏楽コンクール全国大会にも出場しています。全曲あるいは色々な組み合わせでコンサートやコンクールの自由曲として演奏できます。

※青山学院大学は「1. 東洋風祝祭行進曲」 「2. アラジンの夢と朝霧の踊り」「3. 黒人の踊り」で演奏。

1. 東洋風祝祭行進曲 (販売ページへ)

打楽器のリズムや印象的なメロディーが独特の東洋風な響きを醸し出している行進曲です。 ◇原調:演奏時間約3分  

2. アラジンの夢と朝霧の踊り (販売ページへ)

眠るアラジンの夢の世界と爽やかな朝の目覚めを表しています。 
◇原調 演奏時間:約2分40秒

3. ヒンズーの踊り (販売ページへ)

木管楽器を中心にした妖しげな響きの音楽が奏でられます。 
◇原調 演奏時間:約2分

4. 中国の踊り (販売ページへ)

オーボエのソロが印象的な音楽です。 
◇移調(原調の長2度下) 演奏時間:約3分

5. イスパハンの市場 (販売ページへ)

4つのグループが順次独自のテンポで加わりながら演奏することにより、混沌とした市場のざわめきが見事に表現されている異色の作品です。 
◇原調 演奏時間:約3分

6. 囚人の踊り (販売ページへ)

荒々しい低音金管群で始まり、緊迫したリズムと響きが続く曲です。 
◇原調 演奏時間:約3分

7. 黒人の踊り (販売ページへ)

土俗的なリズムとエキゾチックな魅力にあふれた曲で、組曲の最後を締めくくるにふさわしい熱狂的なラストを迎えます。 
◇原調 演奏時間:約4分30秒

なお、各曲とも楽器により同フレーズながらアーティキュレーション等が異なっている場合がありますが、原曲のオーケストラスコアを基本としています(管楽器と弦楽器で異なる場合があります)。


歌劇「フィガロの結婚」序曲 (W.A.モーツァルト)

2013-05-07 | 出版楽譜:吹奏楽アレンジ

「ミュージック・ベルズ」さんより発売中 (販売ページへ)

 モーツァルトの傑作オペラ「フィガロの結婚」より、有名な「序曲」です。明るく陽気かつ華麗な曲調で、モーツァルトの序曲の中でも特に人気の高い作品です。

 編曲にあたっては学校現場での利用を考え、音域・調性やアーティキュレーションの変更・オプションパートの追加などに配慮するとともに、20~30人の小・中編成で演奏できるようにしました。

 最近はこのような名曲が演奏される機会が減っていますが、定期演奏会や各種コンサートのオープニングなどにぜひご利用ください。

  • 調性は原曲の短2度上(D-Dur → Eb-Dur)。
  • Picc、EbCl、Flugelhorn(Cornet)、Marimbaはオプションです。
  • Oboe、Bassoon、S.Bはあった方が望ましいですが、いずれも他のパートにオプションとして指示してありますので無くても演奏可能です。
  • ( )や豆符の音は、技術・編成・楽器の種類(音域)・バランスなどにより適時選択してください。
  • (div.)とあるパートは奏者に余裕があれば( )内の音を追加してください。
  • 演奏時間:約4分30秒

2012年「けやきウインドアンサンブル」第13回定期演奏会で演奏されました。