樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

卒論指導教官

2010-01-07 23:29:02 | 日記
大学卒業後もずっと年賀状で繋がっている先生が2人いらっしゃる。
お一人は後に学部長にもなられ、国連でも活躍なさっていらした先生。
今はもうご退官なさっているが、3~4年前、冬の鰤を食べに雪の金沢
へ3度も足を運んでくださった。お土産に差し上げた「プロだし」を
えらく気に入ってくださって、いまではダースでご注文くださってい
るそうで、口コミで湘南海岸まで拡がっているとか。鶴来の町の製造
元は???と驚いているかもしれない。

もうお一人はいまだ現役、今年の年賀状はいつもと違いドイツ・ハン
ブルグのハーゲンベック動物園にいるカスピ虎のソラヤが印刷されて
いた。ササン朝の(美術史)研究者でいらっしゃる先生はこのカスピ
虎が描写されたクシャノ・ササン朝の銀製皿についての研究発表をな
さったことがあった。この先生がまだ若かれし頃、私は卒論をこの先
生の下書いた。(そうその頃は原稿用紙に手書きでしたね。300ページ
ほどの量の文章を万年筆で綴ったっけ・・・)

その後、何かの縁で金沢大学へ赴任され、考古学で教鞭をとられその後
息子も通った中央大学で研究を続けられていらっしゃる。今日、その
先生が久しぶりに研究会で金沢へいらした。が、それを知ったのは今年
の年賀状であった。連絡が取れず、お目にかかれず、とても残念至極。

ところが、嬉しいこともひとつ。
会社の同僚で、金沢大学考古学卒業生がいる。その人に今日の研究会
を教えてもらった。卒論でお世話になった先生の名を告げると、知って
ます!兄弟子のお師匠でした・・・と。そう、彼が大学院へ入学した年
に、その先生は大学を移られたそうで、実際には教えを請うことはなかっ
たそうだが、狭いもんですねえ~と、その接点に驚いた。

世の中意外と狭いかも。悪いことはできませんぞ・・・