樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

こじきとはし

2010-11-04 23:05:17 | 日記
日本語って難しい
題は「古事記」と「箸」

山へ行くときに携帯したい小ぶりの箸がなかなか見つからず
自分で作ってしまえ!と思って今回武生を訪れた

      1膳は自分用に、へつりのプレーンな箸にする予定
              仕上げは漆

       もう1膳は同級生の友達に。今月誕生日だから
          どんなのにしようか思案中
            

箸文化研究所のちとせさんは北海道やドイツでも公演をして
いらっしゃる。箸の持ち方、日本の文化の話をしていらっしゃる。
北海道で講演をしたときにちょっと放映されたというニュースを
DVDで見せていただいた。
40秒ほどの短いニュースだったのだけど、その前後に録画され
ていたJA北海道(ホクレン)のCMが音楽も映像もすばらしく、
日本の農業・酪農に夢がつながるような雄大なものだった。
魅せられてしまった。
本土でも流してほしい!とちとせさんと意見が一致
もったいない、北海道だけで流しているのは・・・

さて、「古事記」より
”お祓い”=胸を張って気を注入してもらうために「張る」ということ
  (これはちょっとうまく理解できなかったので、次回への宿題)
”清める”=「気」を蘇らせること。きよみがえらせたもう→きよみ→きよめる
”息子”=結ばれて生まれたこ
”娘”=結ばれて生まれた女(め)
”なる”(多分「成る」)と”うむ”(多分「生む/産む」の違いは・・・

こんな言霊の講義をしていただいた。
日本語の奥深さ、文化の奥深さと豊かさ
紐といていくと「なるほど!」と思うことばかり。

もう少ししたらまた「こじき」のお話聞きにいきますから
私も「こじき」好きかもしれない

こじき

2010-11-04 07:57:13 | 日記
「こじき」って面白いね!
話したいこといっぱいあるから聞いて!
誰かに話さないと理解が深まらないから・・・
と突然言われた。

福井県武生
村の奥の奥、山の奥、これ以上道がない
行き止まりの手前にある古い家屋で
「はし文化研究」をしている工房をまた訪れた。
今回も暖かく迎えてくれた代表のちとせさんと事務局長の教授。

かれらに「こじき」って面白い!と突然言われてびっくり。
え~こじきが面白い?なりたいの?なろうとしているの?
こじきになるとそんなに面白くてやめられないの?
????がいくつ飛んだことか。こんなに豊かな生活してるのに

でも、静かに箸を削り
猫の百(もも)ちゃんを膝に乗せ
静かな静かな時がながれていく中で
ささやくような小さな声で話してくれたのは
「古事記」の話だった。

昼食はしちりんで焼いた「ぶりかま」の塩焼き
薪ストーブの上でたいたサトイモの煮っころがし

150年くらい前の古い家に
土間のある板の間の
広い広い家に
井戸水と話のわかる猫と
手仕事をしながら

こんな時を毎日過ごしている人がいる