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樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

氷上山

2016-05-01 22:34:18 | 日記
本日小雨の降るなか
陸前高田市の守護神ならぬ守護山
氷上神社の 氷上山に入る。

5月15日の山開きを前に
頂上まわりの草刈りボランティア
女性陣は豚汁作り

登山口(赤鳥居)から約1時間で上がれる。
途中のトイレ掃除をして
避難小屋の大鍋で薪で火を起こして豚汁作り
水場もあり、なかなか・・・
水場のまわりはコバイケイソウの瑞々しい黄緑で華やぐ

眺望は、今日は霧が濃くて何も見えず残念でした。

草刈り隊のために
なぜか50人分の具だくさんの豚汁づくり
冷めた身体に暖かく流し込んでいただく
一人2杯はいただいてもらったかな

今日は人数が多かったので、草刈りも早く終わった!
とにこにこの隊長さん

15日の山開きには晴れますように!
パチパチ と拝んで山を後にする。

五葉山

2016-05-01 22:06:30 | 日記
大船渡市、釜石市、気仙郡住田町の2市1町にかかる山
五葉山(1351m)
仙台の伊達藩直轄の山だったらしい。
桧など木を切り出したり、「ご用」があると利用されていたことから
五葉山 となったとか。

登山口から2時間ほどで登れると書いてあった、
ので、出遅れた。
30日も強風・・・でも晴れていたので
どうしようか迷っているうちに出遅れた。
やおら昼前に出発

大船渡市と釜石市の境目に一番一般的な登山口がある。
5合目までは登山道の両脇ほとんどがツツジ
満開になったらさぞ綺麗だけんども
人をみるのかツツジをみるのか・・・くらいになるのやら
ツツジ以外ではミズナラ、カラマツ、
色白な木肌美人の白樺
まだ新芽が出ていない枝だけの明るい山道

風が強くて強くて
頂上では立っていられないくらい


前日、山開きだったようだけどさぞ寒かろう
昨日の雨と本日の強風で あら、霧氷


頂上には日枝神社

展望はすばらしく
太平洋も早池峰山も遠くは岩手山まで見通せる。





しゃくなげでも有名で花の百名山ではしゃくなげの山として有名らしい。

頂上から別の峰へ続く尾根道はなだらかで優雅さがあり
次回はこちらから登ってみたくなる。
しゃくなげの群生もこちら側

頂上の三角点から300mほど行ったところが最高地点
この周りにはヒノキアスナロの立派な群生、原生林があった

どうもここがホームグラウンドになりそうな・・・

岩手県沿岸部北上

2016-05-01 20:39:46 | 日記
GWに入る前日
課の親睦会がありました。

課長曰く、
4月1ヶ月、長かったでしょう・・・
月曜~金曜まではがんばっぺし(がんばりましょう)
週末は多いに遊びましょう
岩手県は四国の県4つを合わせた位の面積があるから。
というありがたいお言葉

というわけで、GW初日
最高気温8度という雨の海岸沿いを北上してみました。
大船渡、釜石、大槌(ひょっこりひょうたん島のモデルの島があるところ)、
山田、宮古、田老(たろう)、そして田野畑村
ここでザッパ船アドベンチャーズという船(たぶん漁船)に乗って
海から断崖の三陸海岸を見るという観光を楽しみにして
車を走らせるのは気持ちがいい。
GWとは思えないくらい、道路はすいていました。

ところが、29日は強風波浪、高波警報が出てたため、欠航
あら~残念
気分を変えて、岩泉に向かいました。

ここには地底湖が見られる大鍾乳洞「龍泉洞」


洞内、3600m(わかっているところだけ)のうち、700mだけ公開されている観光地
鍾乳洞はよくみるので驚きはなかったけれど
この湖!
深水98m、洞内の高低差180m
湧き出す水の量1100リッター/秒

この水がゴーゴーと音をたてて流れている洞内
水の透明度にも音にもちょっと驚いてしまいました。
そしてこの水、甘露!

流れでる水を受け止める川沿いをちょっと歩いてみました。

早春の輝き




ここ岩泉は町に入ったとたん、牛、牧畜の匂い
そう、とてもヨーグルトが濃厚でおいしいのです。
もちろん、1kg単位で販売していて、買いました。700円弱

それと、水が美味しいと・・・豆腐も美味!
白峰の固豆腐より少し柔らかな、
でも、串に刺して甘味噌ぬっての田楽ができるくらいの固さ

そこから戻って
宮古の浄土が浜へ





都会の鳩の如く、人間を怖がらないウミネコたち


今日は風が強く
寒く荒々しい海だったけれど
極楽浄土とはこんなところなのだろうか

憂いがなさそうなウミネコたちに問うてみたい気持ちになりました。

寄せる波はひとつとして同じものはなく
波が起こる力はどこから来るのか、波はどこで発生するのか
不思議に思うことを考えながら・・・
日没近くまで座り込んでいました。


小欲知足の生き方

2016-05-01 19:14:40 | 日記
私の座右の銘
吾唯知足

同様な意味の
小欲知足 の生き方 に気づき
仏像彫刻を行っている俳優 滝田栄 さん

その仏像が気仙沼の「みちびき地蔵堂」にある。
穏やかなお顔の地蔵菩薩なのだけど、近くで光が当たらない場所で拝見すると
それはお不動さまの強い怒りも含む目つきのお顔

この地蔵堂の敷地を提供していらっしゃる方のお話を
偶然にも伺うことができた。これもひとつのお導きかもしれない。

この方は気仙沼で電気工事の会社を営んでいらっしゃった。
しかし、大津波で会社・家すべてを流されてしまったけれど
幸いにして社員・家族全員無事であったとのこと。
全部停電、漆黒の町、雪降る寒さの中、高台から町を見下ろすと
至るところで火災が発生しており、地獄図があればこれではないかと
思ったとおっしゃる。
「もう終わりだ終わりだ!」とまわりも口々に叫んでいた。

しばらくしてお父様が枕元にたたれたそうである。
敗戦後、日本はここまで立ち直った。ここで終わりにするな、と。
そして、「商売は、人、技術、信用で行うもの」
自分は何一つ失っていないじゃないかと反復した。

神様に差し出したのだと思えば、これから繁盛することはあっても
破滅はないだろうと。

そしてあるご縁を得て、滝田栄さんに土地を提供したいきさつだと。
ここは昔々、気仙沼1番地とついた羽黒神社がお隣で
菅原道真の子孫を終焉の地、大塚神社が敷地の奥にある場所
その間
そんな神々しい場所

大きな胡桃の木の下
地蔵堂が建っている。