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イワナシ
東北の山歩きをするために
労山(勤労者山岳会)にはいった。
東北の山は奥が深いので、
ひよっこの私には単独ではちょいと手強そうだったから。
秋田県と宮城県と岩手県側からそれぞれ登山道を持っている
栗駒山(岩手県では須川岳と称する)
15日の山開きに誘っていただいたが
当地の氷上山の山開きと重なってしまった。
15日は氷上山に敬意を表し
前日の下見に参加させていただいた。
またぎのような山を始めて50年の逞しいおじさんと
白雪姫に出てくる人のいい小人たちのような笑顔溢れるおじさんが
栗駒の案内人
須川温泉登山口から磐井川の源流を通っての1周
例年よりずっと少ないと言われたが結構な残雪
お二人は長靴で歩いていらっしゃる。
東北の山は水っけが多いからこれでなきゃ・・・と
教えられる。確かに、随所に川の流れがついている登山道
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硫黄の水がたまっている 昭和湖
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ヒメイチゲ
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遠くは岩手山、鳥海山も見渡せる
ちょっとへっぴり腰で雪渓を下っていたら
地球と垂直に歩くんだよ、ときちんと教えてくださる。
ありがたやありがたや
苦手なんですよね、雪渓の斜面。とくにトラバースするとき
片側が切れ落ちてる沢だと・・・
甦るんですよね~ 雨飾で滑落したことを・・・
と頭の中で考えながら一歩一歩
でも磐井川のダイナミックな源流の音を聞きながら
藪こぎしても春の山歩きはやっぱり楽しい。
途中、「三途の川」も渡り
うす桜をみあげ、
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足元の可憐なハルリンドウやけなげなショウジョウバカマに微笑み
息吹を身体いっぱいに受ける山歩きはほんまに楽し!
地元のやまやさんの案内は
隠れた道を歩いてくれて
山開きの前日ということもあってか、
とても人が少ない静かな山歩きを堪能させていただいた。
締めは当然、須川温泉
硫黄泉が筋肉に染み込む
極楽な1日