樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

あおもりけん

2016-09-11 00:08:09 | 日記
白神山からおりて
深浦を目指す

不老不死温泉につかり
途中の大岩で日本海に落ちる夕日を見ながら
それぞれ黄昏、
1日目の宿、運動公園の合宿所に向かう







翌日早朝
岩手神社に頭を下げて
山に登拝させていただく


立派な第一の鳥居


狛犬もさすがに力強く凛々しい


が、こんなユーモラスな動物が階段を登ると出迎えてくれる


そして立派な・・・長い長い柄杓で清められ


登拝の無事を祈っていざ出発!

結果はえらく修行の山でした。
最後の1/3は急登およびほとんど岩場
錫杖清水の冷たい水で顔を洗い
ごくごくと干上がった体に水を染み込ませねば
登りきれなかっただろう

その名も「坊主転がし」や「鼻コクリ」(鼻を擦り付けるほど急な・・という意味)


頂上が見えたと思いきや、甘かった・・・




ブラックな私は呪詛のような言葉を念じながら登る・・・


暖められた岩の上でのんびりと疲れを癒し2日間の
ほぼ下から頂上までの歩きを反芻し半時間ほどのんびり空を眺める

復路は年に免じてエスケープルートを利用させていただいたのだが
このあとに起こったハプニングはこの時、誰が予想しただろうか。

山麓の「嶽きみ」という、とうもろこし(=きみ)に舌皷を打とうとしたところ
メンバーの一人が、大金と免許証等入った財布がないことに気づく・・・
結果的には無傷で戻ってきたお財布
朝のお参りのごりやくだろう~と、再度お礼参りに岩木神社に寄る。

気をよくして
2日目の宿、十三湖へ向かう

十三湖は知る人ぞ知るしじみの産地
しじみは島根県の宍道湖が有名だけれど
それより大粒のしじみたち
しじみ汁がそれを物語る
そしてしじみのバター蒸し
まるで小粒のあさりのような・・・
しじみ汁は飲み放題
レードルをお鍋にいれると「がり」っと音がするほど
たくさんのしじみたち
このしじみ、粒が大きいので身をむくのもあまり苦にならず
1年分のしじみを食べた感じ
だからか、アルコールを飲んでもなんだか酔わない?
バター蒸しのお汁をご飯にかけて、おじやのようにしていただく贅沢

翌日は観光に徹し
まずは青函連絡船の出ていた本州突端
龍飛岬岬(たっぴみさき)へ
名前がいい!
名前とは裏腹に風が常時強く裏寂しい場所




有名な「上野発の夜行列車 降りたときから・・・」という
石川さゆりの演歌が流れる展望台


向こうに見える陸地は北海道



この下を青函トンネルが走っているとは!
近くの施設でちょっとだけ青函トンネルの勉強をして
最後は文化的に・・・と青森美術館へ向かう

途中の国道で「食堂」の看板にひっかかり


迷わず マグロ丼丼


この食堂、おばちゃんが一人で賄っているのだけれど
メニューは「マグロ丼」と「魚定食」しかなく
いたってシンプル
ここのワカメ汁の出汁はマグロの骨からとっているとのこと
いいねえ~ 余すとこなく食す!


たどり着いた美術館

アップダウンを乗り越えて、その角を曲がると


ど~ん と あおもり犬


やはり大人たびは、文化的に締めなければ・・・
2日間の山登りの疲れを癒す

青森県、懐深し