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色々な理由がからまり
登るまい、
登らない、
ぜったい眺めるだけの山
だとかたくなに思っていた冨士山に
今年登ることにした。
その前哨戦に、晴れた穏やかな日曜日
外輪山のひとつ愛鷹山(あしたかやま)越前岳へ足を向ける。
のんびりと日が高くなってからやおら東京をでたためか
道路は返ってすいていて楽ちん
御殿場から40分程のところに登山口がある。
裾野の広がりをすべてかかえて
それでも尚大きい冨士山
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この山を人の足で歩いてあがれるのだろうか?
とりつくしまのない山が
登山道の途中、振り返ると鎮座ましましている
それでも尚大きい冨士山
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この山を人の足で歩いてあがれるのだろうか?
とりつくしまのない山が
登山道の途中、振り返ると鎮座ましましている
午後から登ったわけだから
雲や霞は仕方がない
登山道最初は階段の連続、そして笹のはらっぱ
樹林帯にはいると
ウツギがあちこちに咲いている
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鳥のさえずりが爽やかで
聴いた事もないなき方の鳥も・・
全部で7種類くらいのさえずり、さえずりで
いつも下ばかりみて歩くのだけど、今日は思わず上を見ながら歩く
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ミツバツツジなどところどころに彩りが
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地図には2時間半と書かれていたが、
何故だか1時間半しかかからなかった???
ここから20分ほど足を伸ばすと
富士見台 と名がついている場所に着く。
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昭和13年に発行された50銭紙幣に描かれている冨士山は
ここで撮られた写真をモデルにしているとのこと
頂上で暫くのんびりコーヒーブレークと柔らかな日差しを浴びて休日をまどろむ
さて、ヒグラシのかけあいも始まったので下山にかかるか・・・
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ここには思っていた以上の太いブナ
ほかにもヒメシャラ、リョウブ、アセビなど木の種類が多い
樹林帯を下りていくと真正面に冨士山
思わず両手を合わせてしまう。そして祈る
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樹林帯を過ぎると裾野を広げた懐深い冨士山
ずっと冨士山と対面しながらおりていく
なんと贅沢な事か。
午前の部の賑わいが去ったあとだったからか
途中の登山道でご対面
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雄の雉は 雌をおって藪の中へ
お散歩中に失礼しました・・・
来月、山の上の雪は解けているのだろうか。
つい、2日前、アルピニストの野口健さんが中心となって
エベレストと冨士山は姉妹山の提携を結びました。
どちらも世界文化遺産、そして登山者が残すゴミの問題
地球温暖化等の共通した問題に取り組むために姉妹提携。
さて、富士さんはどんな山なんだろうか。
とうとうのぼりますか!まだ体力がありそうなのでもう少し後にします。
おはようございます。
そうなんです、富士山は眺める山、だと。
体力にも気力にも自信がなくなりつつあるので、
この辺が最後のチャンスかな、と思って登る事にしました。