宮城県大曲

震災で津波被害を受けた大曲市東松原地区住民の移住計画を
住民と共に考え計画し実行し始めている集団
某NPOのメンバーととあるご縁で繋がり
今回東松原地区での活動に参加させていただいた。

私も、父の出身・福島の血が混じっているのでそうとわかれば
何もしないで見ていることはできない。血が騒ぐ。
まずは行動あるのみ・・・と。

きれいに建てなおされた市民センターにて
移住計画がこれから実行に移される段
一区切りとして、これからの町内の親睦を兼ねての集い


震災直後の５月にみたここの風景は
向こう側の海まで廃車となる車がずっとずっと
並べられていてところどころに崩れかかった建物

そんな風景は消え
雑草が生えひたすら平らな土地が見えている。
ここより山側には
住宅がしっかり立ち並び２年３ヶ月の月日が流れていた。

これから家を建て移りゆく人々の笑顔には屈託がない。
でもここまで来る間の、またこの土地に住み続ける苦労は
よそ者には計り知れないものだとつくづく感じる。

有から無へ　そして再建

役場の若い人たちも手伝いに来てくれていて
何人かと話す時間があった。
一人は香川県から派遣職員できていたが移り住んでしまったと。
もう一人は地元の若者職員。彼はここに住み続けたくないという。
地元で育ったというのに・・・「よそ者を受け付けない、冷たさが好きになれない」
と言っていた。地元だからこそ肩身の狭い思いを感ずる事もあるのでしょう。
地元にもどった今の私だから少しは理解できる想いだった。

しばらくこのNPOの活動の手伝いをできる範囲でかかわって行こうと思っている。

＜お　ま　け＞
東北自動車道北上中の栃木県のSAで皆がいくつも抱えて購入しているものがこれ。

懐かしいミルクセーキの味がした